#高感度屈折率計測#レーザー走査型顕微鏡#生体分子間相互作用評価
電磁波である光は、平坦な金属の表面に存在する自由電子を振動させ、表面波を生成することができます。この表面波の波長は、金属表面のごくわずかな屈折率変化に影響を受けます。そのため、この現象を利用するとウイルスなどの微小物体が金属表面に結合するのを高感度に検出できます。このような計測手法を実現する装置の開発を行っています。
極めて微小な領域における屈折率変化を高感度に測定する原理の開発と、その装置化に取り組んでいます。さらに、試作装置の応用も行っており、たとえば、測定面に固定した抗体に対して特異的に結合するインフルエンザウイルスがもたらす屈折率変化を測定することができました。これにより、極微量検体に含まれるインフルエンザウイルスの即時型判定が可能であることを示しました。