分子エレクトロニクス研究室
＃電子機能材料＃有機分子材料＃薄膜＃高圧物性＃結晶構造
研究内容
電気電子材料を構成している原子や分子に焦点を絞り、主にそれら同士の間隔を調整して新しい機能を発現させる研究を行っています。研究している電気電子材料は金属・半導体・有機化合物・金属錯体・ナノ粒子・薄膜などです。これらを構成する分子の間隔の調整に超高圧技術を利用していることが本研究室の大きな特徴の一つです。
研究テーマ
高圧技術を用いた新機能電子材料の開発
武田 圭生 准教授
圧力は力÷面積で求められます。小さな面積に大きな力を加えると高圧力が得られます。しかし、壊れてしまうと圧力は得られませんので、大きな力に耐えられる最もかたい材料であるダイヤモンドを使って超高圧力環境を実現しています。このような環境では例えば、炭素がダイヤモンドに変化します。ダイヤモンドは美しいだけでなく優れた機能を持つ材料です。他の材料についても高圧力環境では原子や分子同士の距離が近づくことから、色が変わったり電気が流れやすくなったりするなど様々な変化を示します。本研究室では、このような高圧力技術を利用してエレクトロニクス材料の新機能を引き出す研究を行っています。
