ハイフン・マイナス・enダッシュ・emダッシュの違いと使い分け
emダッシュ / em dash(—) 区切り、分離を表す。
emダッシュはセンテンス内を区切るときに使われます。ほかの横棒記号のハイフン、マイナス、enダッシュより強い区切りを表すため、慣れないうちは熟考して使いましょう。
カンマ、括弧、セミコロン、コロンの代わりとして使われますが、場合によってはニュアンスが変わることがあります。
カンマで区切る
The alloy, pre-annealed at 1273 K for 2 hours, was assembled in the cylinder.
括弧で区切る
The alloy (pre-annealed at 1273 K for 2 hours) was assembled in the cylinder.
emダッシュで区切る
The alloy—pre-annealed at 1273 K for 2 hours—was assembled in the cylinder.
セミコロンやコロンの代わりに使われると、場合によってはやや砕けた感じとなり、少し強めのニュアンスになることがあります。
セミコロンで区切る
One of Shiba's best known works is a historical novel title; Ryōma Goes His Way.
コロンで区切る
One of Shiba's best known works is a historical novel title: Ryōma Goes His Way.
emダッシュで区切る
One of Shiba's best known works is a historical novel title—Ryōma Goes His Way.
emダッシュは理系文章では、使われる頻度が少ない記号ですが、小説など情緒を持たせる場合に使われたり、emダッシュを2つまた3つ続ける2-emダッシュまたは3-emダッシュという使い方もあります。