実験装置の原理の理解と操作方法

実験装置の原理を理解する

 実験系の研究は、研究の動機や目的でたてた仮設を実証するための最初の手段として実験を行います。
実験に用いる器具や装置を利用するにあたっては、

  1. 何のためにその実験を行うのか、装置を使うのかを明確にする。
    先生や先輩に言われたからやるのではなく、常に理由を確認しながら進めましょう。
  2. 実験装置や測定方法の原理を理解する。
    実験装置を正しく、安全に操作するために機械や測定の原理は充分に理解しましょう。家電製品と違い適当な条件で行っても、装置は間違っていても答えをだします。また安全装置は必要最小限です。
    基本は教科書や論文などで下地の知識を得てから、装置を扱いましょう。
    このページでは、いくつかの装置の原理について説明します。
  3. 適切な装置の使用方法を習得する。
    各装置の使用方法について、職員や先輩学生から、原則として使用マニュアルに沿って教わることになると思います。
    不慣れな者同士 (4年生同士)で装置の利用方法を教え合うのは禁止です。
  4. 得られた測定データを解析し、評価、考察する。
    得られた実権データは、その日のうちに解析し、ほかのデータとともに整理して、グラフ化などをしましょう。
    試料の状態や組成、研究の目的によって似たような結果でも解釈が異なることがあります。教科書や論文を参考に考察をします。
こうして得られた結果をもとに、新たな仮設や実験計画をたて、それを繰り返し行うことで、研究の目的の達成を目指します。

 

実験装置や測定の原理について

SEM

 走査型電子顕微鏡 (SEM)の観察原理について説明します。
→ [SEM入門]

エネルギー分散型蛍光X線分析装置 (EDX)について説明の予定。

 


真空装置

予定