物理特性測定装置(PPMS-7)

管理者

戎 修二(しくみ解明系領域)
内線:5620

利用者申込先

戎 修二(しくみ解明系領域)
内線:5620

利用者資格

装置の使い方を熟知している者、あるいは熟練者の指導下で利用できる者
※条件付きで学外の方も利用できます

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用途別のサンプルパックと呼ばれるホルダに試料をセットし、これを液体ヘリウムデュワー内の試料空間底部に装着することで、多様な物理特性を測定することができます。

測定可能な物理特性は、電気抵抗(直流・交流)、電流電圧特性、超伝導臨界電流、比熱、ホール係数、熱伝導率、ゼーベック係数、熱電性能指数です。測定温度範囲は1.9~400Kで、電気抵抗や比熱はヘリウム3冷凍機を用いて0.4Kからの測定も可能です。磁場も0~±7T (70000Oe;地磁気の20万倍)の範囲で印加できますので、磁気抵抗効果や磁場中比熱の測定も可能です。さらにオプションの機構を使用すると、試料を回転させて電気抵抗を測定できるので、磁場と電流の相対的な方向を変えることもできます。

液体ヘリウムが不可欠な超伝導マグネットを内蔵していますが、付設のヘリウム再凝縮装置により装置(デュワー)内の液体ヘリウムが常に一定レベルに保たれるために、連続運転が可能になっています。

アクセス

教育・研究8号館(R棟) 1F