磁気特性測定装置(MPMS-2)

管理者

戎 修二(しくみ解明系領域)
内線:5620

利用者申込先

戎 修二(しくみ解明系領域)
内線:5620

利用者資格

装置の使い方を熟知している者、あるいは熟練者の指導下で利用できる者
※条件付きで学外の方も利用できます

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超伝導量子干渉素子(SQUID)を用いた高感度の磁化測定装置です。測定用ロッドに取付けた試料が鉛直方向に運動し、検出コイル内の磁束を変化させます。この磁束の試料位置に対する応答をSQUIDで読み取り、試料の磁気モーメントを割り出します。

試料空間は細いシリンダー内ですので、推奨される試料の径は3mm以下(5mm程度でも測定は可能です)であり、長さも同程度が望ましいです。

液体ヘリウムが不可欠なSQUIDや超伝導マグネットを内蔵していますが、付設のヘリウム再凝縮装置により装置(デュワー)内の液体ヘリウムが常に一定レベルに保たれるために、連続運転が可能になっています。

測定温度は1.9~350K、印加磁場は0~±7T (70000Oe;地磁気の20万倍)で変えることが可能です。温度はオプションのオーブンを使用すれば、800Kまで上げることも可能です。

アクセス

教育・研究8号館(R棟) 1F