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量子干渉システム室 (1993年度〜)
超伝導量子干渉システム
 (Quantum Design社製 MPMS/PPMS)

 物質が持つ磁気的信号を、超高感度・高精度で測定するシステムです。超伝導現象を巧みに利用した素子を用いることにより、微弱な信号の検出を可能にしています。1.9 Kから350 Kの温度範囲、7 Tまでの磁場中で、磁化を測定することができます。800 Kまでの拡張も可能です。磁場中での試料回転もできます。(MPMS)


 物質の電気抵抗、比熱、交流電気抵抗、電流-電圧特性、超伝導臨界電流、ホール係数、熱電性能指数(導電率、熱伝導率、ゼーベック係数を同時測定)を1.9 Kから400 Kの温度範囲、7 Tまでの磁場中で測定できます。電気抵抗や比熱は、ヘリウム3冷凍機を用いて、0.4 Kからの測定も可能です。電気抵抗等の測定は、磁場中で試料を回転して行うことも可能です。(PPMS)

NEW:PPMS導入!電気抵抗や比熱の磁場中測定が可能に!(2010年3月)
NEW:最高磁場が7 Tへグレードアップ!(2009年11月)
NEW:4.2 K以下も連続制御可能に!(2009年11月)
NEW:試料の回転機構が付加!(2009年11月)
NEW:ヘリウム再凝縮装置が付設されました。(2009年3月)→常時測定が可能!

・利用案内: MPMS  PPMS
      申請方法・課金方法については、上の各項目をクリックしてご確認下さい。
・実験シート: MPMS  PPMS
      測定時には、実験シートに必要事項を記入してもらいます(用紙は、測定室にあります)。

・MPMS測定スケジュール:2024年度 1月 2月 3月
・PPMS測定スケジュール:2024年度 1月 2月 3月

・MPMS測定実績:2024年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
         2023年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月(仮) 1月(完) 2月 3月
         2022年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2021年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2020年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2019年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2018年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2017年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2016年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2015年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2014年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2013年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2012年度 4月 5月 6月 7月 8月  9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2011年度 4月 5月 6月 7月 8月  9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2010年度 4月 5月 6月 7月 8月  9月 10月 11月 12月  1月 2月 3月
         2009年度 4月 5月 6月  7月 8月 繁忙期(11-2月)  2月 3月
・PPMS測定実績:2024年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月(仮)
         2023年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月(仮) 1月(完) 2月 3月
         2022年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2021年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2020年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2019年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2018年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2017年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2016年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2015年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2014年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2013年度 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2012年度 4月 5月 6月 7月 8月  9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2011年度 4月 5月 6月 7月 8月  9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
         2010年度 5月 6月 7月 8月  9月 10月 11月 12月  1月 2月 3月


お知らせ
  2025年 3月 14日:MPMSは復旧しました。
  2025年 1月 15日:MPMSのマグネットがクエンチし、現在測定不可です。液体ヘリウムレベルが回復するかどうか見極め中です。
  2023年 7月 4日:4.5 K以下の低温制御不調は解消しました。
  2023年 6月 16日:6/19-6/21にPPMSの定期メンテナンス・再稼働を行う予定です。
           MPMSは、現在4 K以下の低温が安定せずに、調査中です。
  2022年 7月 12日:8/31-9/2に予定の定期メンテナンスまでMPMSの利用不可(液化能力低下のため、Shut Downしました)。
  2021年 7月 29日:9月の第3週にPPMSの定期メンテナンスを予定しており、9月はメンテ終了までPPMSの利用はできません。
  2021年 6月 10日:MPMSの稼働を再開しました(初期冷却・動作確認終了済)。
            不具合のあった回路基板の交換により交流磁化率測定も可能になっています。
  2021年 5月 18日:5月21日よりMPMSの稼働を一時停止します(液化能力低下)。6月上旬に初期冷却予定
  2020年 7月 15日:MPMS稼働再開
  2020年 6月 7日:MPMS停止中(5/21から、液化能力低下のため、メンテ後再立ち上げ予定;7/16以降使用可)
  2018年 12月 17日:MPMSの1月の申請、一時受付ストップします(液化能力低下、要再立ち上げ)。
  2018年 10月 3日:MPMSの再立ち上げ予定(無事、完了)
  2018年 9月 26日:PPMSの再立ち上げ予定(無事、完了)
  2018年 9月 6日:地震後の停電により、シャットダウン。_平成30年北海道胆振東部地震
  2017年 12月 27日:MPMSを一旦シャットダウンしました。1月9日に初期冷却予定。
  2017年 10月 16日:今朝方、ビッグトラブル発生
           PPMSのEverCool屋外機内の配管破裂(少なくともリーク)と思われる。
           当面の間、PPMSでの測定は休止とします。
  2017年 2月 13日:3月10-24日はMPMSを使用中止とします(メンテナンス及び準備のため)。
  2016年 9月 6日:MPMS液化能力低下のため、一旦LHeを枯らします。ガスからの液化がうまく行けば、
           9月末から再開予定。不調であればLHe購入後となり、10月にずれ込む可能性大。
  2016年 7月 20日:停電のため、8月26,27,28日は原則使用禁止とします。
           ただし時間の制約付きで使用可能ですので、相談してください(使用料半額)。
  2016年 1月 4日:2月29日-3月9日の間、PPMSの測定を休止します(メンテナンスおよびその準備のため)。
  2014年 12月 19日:公開中の1月期MPMSスケジュールのうち22日までの測定は、馬渡研のMPMSを拝借。
  2014年 12月 18日:MPMSのメンテナンス:1月19-22日に決定。次回稼働予定:1月23日(金)。
  2014年 12月 15日:MPMSが初期冷却できません。リークの疑い。次回稼働予定:最短で1月23日(金)
  2014年 11月 19日:MPMSに液化能力低下の不具合発生。12月スケジュールを一旦、白紙にします。
  2014年 5月 15日:MPMSの測定を再開しました。
  2014年 1月 14日:PPMSのメンテナンス日程が確定しました(1/20-1/22)。
           それに伴う修正を加えたスケジュールをupしました。
  2013年 12月 24日:PPMSのメンテナンスが延期となります(液体ヘリウム調達不可能のため)。
           修正スケジュール案をupしました。
           現在この案で可能か、各研究室教員にメールで諮っているところです。
  2013年 8月 8日:停電のため、9月14, 15日は原則使用禁止とします。ただし時間の制約付きで使用可能です。
           (詳細は9月のスケジュールをご覧ください。)
  2011年 8月 4日:MPMS再凝縮装置の屋外機として代替機を設置し、MPMSの運転を再開しました。
  2011年 3月15日:トラブル発生
           EverCool屋外機からリーク。東北大地震の影響か?
           当面の間(少なくとも今年度中は)、MPMSは休止とします。
  2011年 3月10日:MPMSおよび付帯の再凝縮装置メンテナンスが完了しました。
  2011年 2月 1日:3月8-10日にMPMS付帯再凝縮装置のメンテナンスを行います。
           液体ヘリウムを枯らすために、3月1日からMPMSは使用停止とします。
           3月11日からは通常通り使用可能の予定です。
  2010年 5月11日:PPMSの利用方法等を整備して公開しました。
  2010年 3月18日:PPMSが導入されました。
           利用方法の詳細は、追って公開します。
  2010年 1月27日:繁忙期以降のスケジュールを受け付けています。
           1日単位で申し込んでください。
  2009年11月21日:アップグレードした装置が、11月27日より再稼働します。
           11月27日13時より、R108で新機能のトレーニングを行います。
           利用予定者で都合のつく方は、ご参集下さい。
  2009年8月18日:装置アップグレードのため、8月24日以降測定を休止します。
           測定を予定していた方には申し訳ありませんが、ご容赦下さい。
           再開時期は11月中旬を目標としますが、12月初旬にずれ込む可能性があります。
  2009年7月2日:装置アップグレードのため、8月末から11月末頃まで測定休止の予定です。
  2009年4月15日:関連ページを更新しました。

このページに関するご意見・ご要望は下記までお願いします。
しくみ解明系領域 戎 修二 ebisu@mmm.muroran-it.ac.jp
最終更新日:2025年 3月26日

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