研究室の紹介
当研究室では,有機化学を基礎とした新薬候補化合物の合成化学研究や新有機化学反応の開発研究を行っています。
研究室の特徴
当研究室では,最先端の有機合成化学実験を通して,研究の進め方,考え方,社会性を学びます。
大学(or 大学院)を卒業するまでに,どの様な道に進んでも最大限の能力を身につけられて,社会に出たときに戸惑うことが無いように能力的にも人間的にも大きく成長してもらえればと思います。研究室では,研究だけではなく,社会性を身につけることが大変重要です。良い人間関係を作ることが求められます。先端の研究を行うと共に,困難に負けない,自主性をもった,技術者,研究者に育って欲しいと願っています。
当研究室は有機合成化学の最先端を追求することを目標とします。研究室のアクティビティは,最近の発表論文や学会発表を見てもらえれば,お分かり頂けると思います。
国内外のアクティブな研究者たちとの交流も盛んです。現在,イギリス,メキシコ,国内では,東北大学,東北薬科大学,さらには数社の企業と共同研究を進めています。
現在,当研究室で開発された “不斉有機触媒”の製品化を企業と進めています。
★ 下記の方を歓迎いたします。
1. 活気に溢れ,充実した研究室生活を希望する人
2. 有機化学をもっと深く勉強したい人,有機化学の実験を行ってみたい人。
得意,不得意は関係ありません。
3. 薬の化学合成開発に携わってみたい人
4. 将来,研究者を目指したい人
5. 本学(or 本学以外の大学院)への進学を目指したい人
6. 学会で発表し,自分の研究を論文として世界に発信したい人
<研究室のコンセプト>
★ 世界の同じ研究分野の人たちに負けない知識と技術力を身につけよう!!
★ 使命感のある研究を行い,社会に貢献しよう!!
★ 将来,社会人になったときに役立ついろいろなことを身につけよう!!
<研究の進め方>
個人単位で研究テーマを設定し,教員とよく討論をして研究を進めます。自主性を重んじます。
<研究テーマ>
当研究室では、「創薬を目指した有機合成反応の開発」に関する下記の研究を行っています。
1.有用物質,特に薬になる可能性がある生物活性物質の開発
2.医薬品の化学合成に役立つ,有用な有機化学反応の開発
3.新しい高機能性有機分子触媒の設計・開発
4.アミノ酸関連化合物の有効利用法の開発
<大学院進学について>
さらに高度な学問知識,技術を身に付け職域を広げたい人,自分の可能性を追求し,開花させたい人,将来,研究の道に進みたい人には大学院進学を強く勧めます。大学院への進学を考えている場合は,長期的な視野に立ったアドバイスをしますので,是非,ご相談ください。
他大学からの大学院進学も大歓迎です。
<研究室での生活>
★ 有機化学復習勉強会,一週間研究報告会(グループミーティング)を行っております。
社会に出てから必要なプレゼンテーション能力を磨く絶好の機会です。
★ 学生生活は勉強・研究だけではなく,アルバイトも有りますし,レジャーなど他の用事もたくさんあります。一方,研究室は研究の厳しさ・楽しさを経験して自分を磨く場でもあります。これらの両立のため1人1人が自覚をもち,時間を有効に活用し,メリハリのあるスケジュールで研究室での生活を楽しく・厳しく進めていくことが,社会に出たときに最も大きな力になると信じています。また,社会もその様な人材を求めています。
<学べること>
生命化学を勉強するために必須な有機化学の知識を深めることができます。さらに,医薬品の化学合成に関する知識・技術や種々の化学物質の取り扱いの技術を身に付けることもできます。また,様々な分析機器を用いて有機化合物の化学構造を決定する技術も確実に身に付きます。これらの技術に対する社会的なニーズも多く、就職後も様々な局面で役立つことと思います。
<就職関係>
全力で応援します。教員が薬学出身でもあるので,医薬関係の企業への就職のアドバイスも行います。
有機合成化学は「もの作り」の原点であるため,有機合成を専門に習熟してきた学生は,社会でも重要視,重宝されます。有機合成化学の学問領域において日本は欧米と共にトップを走っています。
<研究室訪問>
見学は随時歓迎します。研究室は教育・研究棟4号館H棟2階です。
授業,会議,ゼミや出張などで不在の場合もありますが,いつでも見学に来て下さい。教員が不在の場合でも研究室員が親切に対応します。