The Center for Creative CollaborationMURORAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY

AIラボ

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農業・製造業の課題はAIでスマート解決。
AIラボは、農業や製造業など幅広い産業界の現場で起きている課題の解決に情熱を注いでいます。本学の情報系の専門教員が知恵を絞り、AIを駆使し、コスト削減や業務負担の軽減、生産性アップに貢献しています。企業などとの共同研究を通じて得られたノウハウは、汎用的AI技術に昇華。社会還元に向けて研究を続けています。

収穫の量や質を分析

エア・ウォーター株式会社との共同研究は、北海道千歳市にある農園がフィールド。トマトを栽培するビニールハウスにセンサーを取り付け、収量の最大化や正確な収穫時期の予測、業務コストの削減を図っています。北海道の基幹産業の農業の振興に、AI技術が生かされています。

水処理の熟練技術を自動化

月島機械株式会社との共同研究は、水処理プラントの現場が抱えるいくつかの課題に向き合っています。その一つが汚泥処理。性状が変動する汚泥を安定処理するには、装置を制御する熟練の技術が必要ですが、AIにより自動化することに挑んでいます。下水処理場で使われる機器の異常検知や電力、薬剤使用量の低減にも力を注いでいます。

鉄の分析を自動化

日本製鋼所M&E株式会社との共同研究は、鉄のまち室蘭ならではの製造現場の課題。スクラップの鉄を電気炉で溶かす工程で、基準を満たした成分の鉄にするための高度な技術者の経験と勘を、AIにより自動化することに挑戦。また、同社が得意とする大型鋳鍛鋼製品の引き合いの際、過去の受注品データからAIが類似品を抽出し、見積もりを迅速化すること、製品加工に用いる機器の異常検知にも取り組んでいます。