髙瀬研究室

研究室について

地震に強い建物、災害に強いまちづくりを目指して

日本は,世界的にみても大規模な地震が多く発生する特有の地域であり,構造物には高い 耐震性能が求められます。一方,昨今では脱炭素化社会の実現,AI・ICT など情報系技術の 活用,人口減少(労働人口減少)問題など,分野を横断した多様な問題にも直面しています。 このような社会情勢を踏まえ,当研究室では建築構造物を主な対象とし,新技術を取り入れ つつ様々な課題解決に取り組んでいます。具体的には,既存鉄筋コンクリート構造物の有効 活用を目的に,補修・補強された建物の耐震性能評価および損傷評価に関する研究,AI・ ICT・ドローンを活用した建物の損傷度判定や構造モニタリングに関する研究などを実施し ています。これからも,社会のニーズに応えられるよう,未来を見据え研究・教育に望みま す。

髙瀬 裕也(たかせ ゆうや)

室蘭工業大学大学院工学研究科 教授