電子デバイス、エレクトロニクス技術や電気エネルギーの発生・供給・有効利用・ロボットや各種システムの制御などに関する専門能力・信号処理技術・通信方式と通信システム・量子計測・コンピュータ工学などの情報通信の基礎となる理論から応用について、広範かつ均整のとれた専門能力とコミュニケーション力・チームワーク力・倫理観など技術者としての基礎力を備え、さらに情報化社会の維持と高度化に必要な中核技術とその基礎理論を習得した人材の養成を行います。
電気電子工学コースでは
「電気電子工学」、「通信工学」、「計測・制御工学」、
3つの分野の実践的な教育を行っており、
幅広い視点から電気電子工学分野で活躍できる
技術者の育成に取り組んでいます。
2年次後期から専門科目を体系的に学修します。指定科目の単位を取得し、卒業後に電気事業法第54条に定められた実務経験がある場合には、実務経験に応じて第1種、第2種または第3種の電気主任技術者免許を取得できます。また、指定科目の単位を取得すると、第一級陸上特殊無線技士、第二級海上特殊無線技士の免許を申請により取得できます。また、電子通信主任者ならびに第一級陸上無線技術士の1試験科目が免除されます。
2年次後期 | 3年次前期 | 3年次後期 | 4年次前期 | 4年次後期 | ||
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電気の基礎 | 電磁気学・ 電磁気学演習 電気回路・ 電気回路演習 |
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電気電子分野の応用 | 電気エネルギー系 | 電磁エネルギー変換工学 高電圧工学 |
送配電工学 電力発生工学 パワーエレクトロニクス 電気機器学 |
原子力工学 電気通信関係法規 電気関係法規・ 電気施設管理 |
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計測通信系 | 計測システム工学 デジタル回路 |
通信工学 制御工学 情報符号理論 信号処理 |
伝送回路工学 無線伝送工学 通信網工学 |
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電子物性デバイス系 | 電子物性 電子回路Ⅰ |
半導体工学 電子回路Ⅱ |
電気電子材料 | |||
エンジニアリング デザイン・実験系 |
工学演習Ⅰ | 工学演習Ⅱ 電気電子工学実験A |
電気電子工学実験B | 卒業研究 電気機器設計製図 |
卒業研究 |
自然現象を理解するための基礎となる数学、物理学の知識を習得し、概念を理解し、計算できる能力を修得する
電気電子工学分野の基礎知識を習得し、その背景を理解し、定量的に計算できる能力を修得する
習得した知識を種々の問題に応用しとくことができ、結果について理論的考察と定量的評価を行うことができる能力を修得する
情報を収集し、習得した知識を適用して、問題を分析し、与えられた制約条件のもとで問題を解決する方法を設計し、実施のための計画を立て、開発・実験することができる能力を修得する
自分の意見を論理的に整理し、分かりやすく説明することができる能力を修得する
グループで問題に取り組み、結果について議論し、まとめることができる能力を修得する
様々な問題について調査し、自ら解決する努力をし、得られた結果について検討・見直しを行うことにより改善していくことができる能力を修得する
電気電子工学分野の技術に対する社会の要請を理解し、社会や環境に与える影響について考えることができる能力を修得する
電気電子コース(昼間コース)の教育プログラムは2006年度から日本技術者教育認定機構により、JABEEに対応しています。JABEE(Japan Accreditation Board for Engineering Education)は、国際的に通用する技術者の育成を念頭に、技術者教育の向上ならびに社会と産業の発展に寄与することなどを目的として、大学などの高等教育機関における技術者教育プログラムを審査し、要求水準を満たしている教育プログラムを認定する機関です。本コースで学び、卒業することで、認定を受けたプログラムの修了者となり、国家資格である『技術士』の1次試験を免除されるなど、国内外でエンジニアとしての活躍の場を大きく広げる礎になります。なお、2012年度修了生から認定プログラム名が「電気電子工学・情報通信システム工学コース」へ変更となります。