Measurement/Control/Aerospace
新たな労働力としてのロボットへの期待に応えるためには、多種多様な物体の把持と操作を人のようにできることが求められている。ハンドや指の構造を工夫することでロボットは多様な物体を扱えるようになる。本研究では柔らかい構造に着目し、多様な物体を扱える柔らかいロボットハンド・指の開発を行う。
柔らかい指が把持に与える影響を実験的に検証し解析中。柔らかさの異なる指を作成し把持性能を計測し、その原理の解明や力学モデルを構築している。柔らかい指として流体を用いた多機能な多層構造指を開発中。指内部に物体との接触をセンシングできる構造や把持性能を向上させる構造を持った指を試作と性能評価をしている。
指の柔らかさがどのようにマニピュレーションに影響しているのか分かっていなかった。本研究の実験やモデル化を通して指の柔らかさの役割が明らかとなった。この知見を活かした多層構造指やセンシング技術の開発を行っている。
研究により得られた知見を活かし開発した多層構造のロボット指を用いることで、ロボットの制御系を単純化することができる。
自動化のための計測制御システムの開発に関する相談業務、ロボット教材を用いた教育業務、ロボット製作やロボットシステム開発に関する相談業務、バイオミメティクス技術の社会実装に関する研究等
フォースゲージ、RGB-Dカメラ(Intel Realsense)、三軸直交型ロボット等