Material
耐摩耗材料の開発や品質評価、破損時の原因追求など、企業の競争力の強化、製品の高付加価値化を目的とし、コンカレント・エンジニアリングを活用した作業・開発の並列化により成果取得までの短縮化を図っている。
摩耗に関して実用化に結びつける新材料や技術の開発を行っている。「高付加価値を追求し続けること」が当研究室の使命と考える。当研究室では常温から高温までの摩耗機構の解明、耐摩耗性・耐熱性の高い材料の開発に取り組んでいる。さらに、これら耐摩耗材料の実用化ニーズに結びつける技術開発として強度評価や難削材の加工技術の研究を行っている。
高硬度炭化物を晶出・析出させた耐摩耗性鋳造材料の開発や、鋳造材料の形状変更(薄肉化・厚肉化)に伴う諸問題についてシミュレーション技術を用いた解析行い、実用化に伴う試作および破損時の原因追求など実践的な開発・評価を進めている。
3Dプリンタを用いた試作や、シミュレーションソフトによる解析、非破壊検査装置(UT、X線)を用いた品質評価など、ものづくり工程における川上・川下作業まで対応できる。
製品開発および品質評価、人材育成事業
常温・高温エロージョン摩耗試験機、スガ式摩耗試験機、平面曲げ疲労試験機、シャルピー衝撃試験機、ラバーホイール試験機、弾性係数測定機、硬度計(ビッカース、ロックウェル、ブリネル、ショア)、高温ビッカース硬度計、固体金属発光分析装置 、EDS付き電子顕微鏡、卓上電子顕微鏡、レーザー顕微鏡、光学顕微鏡、マイクロスコープ、ファインカッター、3D構造用解析ソフト(LS-DYNA、ANSYS)、鋳造シュレーションソフト(JS-CAST、ADSTEFAN)、3Dプリンタ、フェイズドアレイ超音波探傷装置、X線CT等