Information/Sensibility
Web技術の発展に伴い、インタラクティブ性の高いコンテンツが生み出される一方で、用いられるインタフェースには大きな進化は無い。 また、Webインタフェースは基本的に提供側の意図で作成され、ユーザ側にとって必ずしも使いやすいものとなっていない。 本研究では、ユーザ側に自由度と柔軟さを与える新し
いWebインタフェースの実現を目指している。
現在のWebインタフェースは、あらかじめ全ての動作をシステム側でデザインしなければ動作しない。本研究は、ユーザの目的に応じて情報検索インタフェースを動的・対話的に生成する機構を開発している。技術的検証が完了し、現在、教育支援システムへの本技術の応用を進めている。本技術はWebをベースとした検索システムや分析システムなど、ユーザが自由に入力選択するようなシステムに有効である。
自由度の高い検索システムも存在するが、それらは仕様変更時にシステムレベルで大きな改修を要する組込み型である。本研究の手法は、検索条件の数や組合せをユーザが自由に選択可能で仕様変更にも柔軟な動的生成型であり、このようなインタフェース技術は前例が無い。
これまでに、デザインの独立(CSS)、動的コンテンツ(HTML5)、リアルタイム操作(Ajax)などが生み出されてきた一方で、インタフェース技術は組込み型しか存在しなかった。これに対して本研究は、生成ルールやデータベース構成などをメタデータ化することで、インタフェース生成をコンテンツから独立させる新たなアプローチを生み出した。
情報・データの種類・質に応じた知的処理。教育関連システムの開発・研究。
情報可視化技術。Web技術応用。