材料

Material

Seeds
キーワード:水素、高圧合成、水素吸蔵合金、磁石材料
水素と高圧合成法による新物質探索と材料の高機能化
しくみ解明系領域
物理物質科学ユニット
かめがわ あつのり

亀川 厚則教授

Phone:0143-46-5642
Fax:0143-46-5644
水素や高圧を用いた熱処理で新材料探索

研究の目的

近年の水素エネルギー技術の発展と共に、金属材料における水素は、水素吸蔵合金のような水素貯蔵だけではなく、磁石材料の高保磁力化のように水素により材料を高機能化する応用技術が注目されている。一方で、より高性能な機能性材料の開発には新物質の探索が重要であり、その探索ツールとして水素や高圧法に注目した。

研究の概要

水素や高圧合成による高性能材料開発

金属の水素化・脱水素化反応は、水素吸蔵合金への応用だけではなく、それに伴う相変化や微細組織変化によって材料の特性を変化させることができる。例えばネオジム磁石材料などでは、水素を用いたHDDRプロセスにより結晶粒が微細化し高保磁力が発現する。我々は、水素処理プロセスや高圧合成法による新物質の探索や、磁石、水素吸蔵合金など高性能材料の開発を行っている。

研究(開発)のアピールポイント

研究の新規性、独自性

水素を機能元素として、既存材料の高性能化や高圧合成と組み合わせることによる新物質の創成。

研究に関連した特許の出願、登録状況

なし

従来研究(技術)と比べての優位性

これまでにない、新物質の創成が期待される。また高圧合成を用いることによってGPaオーダー(数万気圧)の水素処理も可能。

研究(開発)のビジョン・ステージ

適応分野

水素貯蔵デバイス、水素熱処理による材料の高機、能化や評価技術、GPa高圧技術

研究のステージ

基礎研究応用段階

製品化、事業化のイメージ

金属材料、無機材料の高機能化。水素吸蔵合金を用いた新規デバイス開発。

企業等へのご提案・メッセージ

研究(開発)に関連して、あるいはそれ以外に関われる業務

材料の水素熱処理全般。材料中の水素の評価技術。

利用可能な設備、装置など

教員からのメッセージ

近年の水素エネルギー関連技術の発達により、水素に関係する材料の新しいニーズや用途が注目されています。水素や高圧合成など基礎研究が、新しい材料開発に応用される期待が高まっています。
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