
テーラー渦バイオリアクターの研究・開発
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研究者紹介Fuculty
Purpose
研究の目的
地球温暖化などで植物が枯渇し、酸素量が激減している。 そこで藻類微生物の中に存在する光合成能力が植物の30~50倍にもなる微生物にたくさんの酸素を作りだしてもらおうという研究。その微生物の力をフル に発揮させるためには、光、二酸化炭素、培養液とを均一に混合させるための流れ制御が必要不可欠になる。

Overview
研究の概要
テーラー渦バイオリアクターの研究・開発
微生物はインペラーなどの強い攪拌では細胞が傷ついてしまうので、安定した穏やかな攪拌力をもつテーラー渦の利用を考えた。微生物にとって快適な環境を作ることで、酸素を多く出してもらうシステム(バイオリアクター)を研究している。
Seeds 01 テーラー渦バイオリアクターの研究・開発
[PDF DL]Point
研究(開発)のアピールポイント
研究の新規制、独自性
低せん断流れによる均一攪拌を利用した安定した穏やかな攪拌の実現。

研究に関連した特許の出願、登録状況
なし従来研究(技術)と比べての優位性
テーラー渦を利用した低せん断流れを光合成微生物に応用。

Vision/Stage
研究(開発)のビジョン・ステージ
適応分野
動物細胞へのリアクター、医療分野への濾過技術、家畜分野の糞尿の濾過、濃縮に関する技術。研究のステージ
応用段階製品化、事業化のイメージ
酸素を発生させる空気浄化装置、濾過フィルター装置、動物細胞のバイオリクター。Suggestion/
Message
企業などへのご提案・メッセージ
研究(開発)に関連して、
あるいはそれ以外に関われる業務
低せん断流れや均一攪拌・濾過に関する様々な技術、せん断に弱い動植物細胞の攪拌・混合、有機毒物を含んだ溶液等、希薄溶液の濃縮(あるいは濾過)と、高温・高圧水(超臨界・亜臨界水)による有機毒物の分解。
利用可能な設備、装置など
教員からのメッセージ
我々の命である「水と空気」を清浄化しながらエネルギーをいかに確保していくかが今後の重要なテーマだと思います。放射線の微生物を使った除染もできるかもしれません。微生物の無限の潜在力を利用する技術は地味ながらも息の長い技術として大切だと思っています。