Information/Sensibility
近年,自宅にいながらにしてあたかも別の場所にいるかのような感覚をもたらす,バーチャルリアリティ(VR)システムの一般家庭への普及が進んでいる。本研究室では,心理学・脳科学の観点から,さらに高い臨場感や没入感を効果的・効率的に伝えることができる情報処理・呈示技術を提案する。
脳が自身の周囲の環境をどのように認識しているのかを心理物理学的(例:課題に対する正答率,解答時間など),生理心理学的実験(例:脳波,眼球運動,心拍)を通じて明らかにする。そして,これらの研究の結果を踏まえて,脳での情報処理過程をモデル化し,VR技術を含む情報通信システムの高度化を目指す。
コンテンツの受け手である人間の脳情報処理に着目し,より没入感・臨場感の高いバーチャルリアリティ技術を実現。
心理的なリアリティに着目しているので,極端に高精細・高精度なデバイスを必要とせず,比較的安価なデバイスで高臨場感・高没入感を実現可能。
心理物理学的実験・生理心理学的実験による人間の感覚特性の評価,感性評価,感覚代行・支援技術
心理実験室,バーチャルリアリティデバイス,視覚・聴覚・触覚実験用機材