Information/Sensibility
最適化は世の中に広く存在し、その中には多目的最適化問題と呼ばれる複数の基準を考慮する必要があるものが多数存在する。この問題に対するアルゴリズム解法の開発、幅広い応用、得られた解候補の分析方法の研究を通して、設計に関わる広い産業分野への貢献を目的とする。
多目的最適化問題に対して、進化的計算手法を応用した進化型多目的最適化を中心に、多目的最適化のためのアルゴリズムの開発、実問題を含む多種に渡る多目的 問題への応用、非劣解集合からの問題分析を行っている。アルゴリズムの基本とな る進化的計算は、多点に基づく繰り返し計算による最適化手法であり、適用範囲の幅が広い。 ジョットエンジン最適設計、位相回復問題などを中心に幅広い分野への応用研究を行い、各対象に対して単一目的では得られない問題特性、より現実的な解候補の導出に成功している。
実数値、離散値、組み合わせ、それらの混合などあらゆる性質の問題に対して適用可能で応用範囲が広い。
単一目的とは異なり、多目的では設定した評価基準 管の関係および評価基準と設定パラメータ間の関係をみることが可能。複数の最適解候補の分析により問題自体の特性を推定できる。
最適化アルゴリズムの設計、解候補の導出サポート、解候補の分析など。