Construction/Infrastructure
構造物をより長く使用するためには、現時点での損傷状態や余寿命を評価し、適切な補強をすることが求められる。構造物の振動を多点計測し、分析することにより、その状態(健全度)を簡易かつ適切に評価可能な手法を確立する。
構造物にサーボ型振動計を多数設置し、車両走行や風などによる常時微動を高精度に計測することにより、固有振動数や振動モードを特定する。振動数や振動モードの経年変化を捉えることにより、現時点における構造物の損傷状況の把握を試みる。初期状態が不明確な場合には、建設時の設計図書に基づいた詳細な有限要素モデルを構築、数値解析を行うことによりその状態を評価する。
多点振動計測(最大54点)による振動特性の高精度評価。橋梁、住宅、マンション、鉄塔、煙突、水圧鉄管に至る多様な施設に対応可能。北海道内の長大橋を中心に14橋の実績あり。
無線LANによる計測技術により、センサーと計測器を結ぶケーブルが不要。計測の自由度が向上。振動計測と有限要素解析による2面評価。
三次元弾塑性解析による既存構造物の健全性評価、新規工法の開発や施工の安全性評価など。
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