Material
外側から圧力をかけて材料の原子間距離を制御することで、熱電変換材料・超電導材料・半導体材料などの機能性材料の性能をチューニングし、高い性能を得る。
フラックス法による単結晶試料育成により、機能性材料の探索をおこなう。さらに合成した物質を構造解析によって性能に起因するパラメータを明らかにする。それに加え、数万気圧という高い圧力を加え、磁化・電気抵抗測定により物性を調べることで、性能の高い状態を探索する。
本来常圧の測定しかできない装置に圧力セルを組み込むことで、圧力下の測定が可能となった。
磁気・電気特性を圧力により制御することができる。
機能性材料を試料合成で探索した場合と比べ、10回合成しないといけなかったものが、1回合成し9回圧力下の実験を行うことで同様にパラメータを変化させることができる。さらに試料合成で組成を変化させた場合には不純物の変化などによる試料依存性が問題となるが、圧力変化で調べた場合は元の試料は一つであるため試料依存性がない。
単結晶育成、極低温での圧力下磁化、電気抵抗測定、サンプル提供など。