プロジェクト研究

超音速無人実験機の風洞試験

自律制御により超音速で飛行する実験機を実現するには静的・動的な空力係数について事前に十分に把握することが求められます．舵面の効果，ランディングギヤや沈頭鋲の影響に至るまで，広範囲なパラメタにおける空力試験を実施しています．

オオワシ２号風洞試験モデル

超音速無人実験機の飛行経路解析

超音速実験機オオワシ２号は北海道大樹町多目的航空公園より海側に向けて離陸し，再び帰還するようなコースティングを想定しています．限られた燃料搭載量で柔軟性のあるコースティングが実現できるよう，飛行経路の解析を実施しています．

亜音速実証試験に対するオオワシ２号飛行経路解析

革新的な空力デバイスに関する研究

巡航時の抗力を低減すべく，主翼翼面上にアクチュエータ駆動型Vortex Generator（VG）を搭載するための基礎研究を進めています．従来の固定型VGに比べ，乱流促進・剥離低減の効果が確認でき，抗力低減につながる可能性が示唆されています．

アクチュエータ駆動型Vortex Generator風洞試験モデル