中野英之研究室への配属を希望する人へ
中野英之研究室では、外部刺激に応答する有機材料の開発と機能発現にかかわる物理化学に関する研究（新しい化合物を設計・合成し、その化合物の性質を明らかにするとともに、いろいろな形態を付与して刺激を与え、その刺激に対する応答を調べ、原因を追及していく研究）を行っています。したがって、合成には有機化学の知識、物性解明には物理化学の知識、さらに、光学をはじめとする基礎物理の知識も必要となります。三年生までの講義のなかでは、これらの知識は十分には得られていないと思いますので、研究室に所属されてからは実験をやりながらこれらの勉強もやっていく必要がありますが、やる気のある人には最大限のサポートをします。研究テーマは各個人に与えられ、教員や先輩学生の指導を受けながら自らの「頭」と「体」をつかって取り組んでいくことになります。
自分の行った研究の成果を国内外の学会で発表したり、国際的なジャーナルに論文発表したりしたい人、そのために一生懸命取り組む人、また、自分だけでなく研究室のみんなが目標を達成できるよう仲良く協力し合い、お互いにコミュニケーションをとりあうことのできる人、の配属を歓迎します。
研究室配属の際、アルバイトやサークル活動、プライベートな用事（デート？）などが許されるかどうかを心配する学生をときどき見うけますが、自分のやるべきこと（責任）を認識し実行していれば、研究室内の重要な活動（報告会や講演会、学会など）に支障の出ない範囲で制限はしていません。研究室配属後は環境が一変し、ほとんど研究室で生活することになりますので、むしろ研究室外の活動は歓迎です。ただし、研究室活動の本分をわきまえ、めりはりをつけて行うことが重要です。研究活動に一生懸命取り組む姿勢の見られない人には警告し、場合によってはその状況に応じて研究室内外の活動を禁止することがあります。
研究室訪問はいつでも歓迎します。オフィスアワー（火曜日）が設定されていますが、それ以外の時間でも問題ありません。研究室はH棟４階H408、H409、H416、H417です。これらの部屋には教員のほか研究室配属学生もいますので、教員あるいは学生に遠慮なく声をかけてください（必ず学年・名前と目的を言うこと！！）。特別な事情がない限り、丁寧に紹介します。
中野英之
