開講学期/Course Start | 2025年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 12 , 水/Wed 13 , 水/Wed 14 , 水/Wed 15 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 創造工学科 夜間主コース |
対象学年/Year | 1年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 創造工学科 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 演習科目 |
授業科目名/Course Title | 工業物理基礎実験(前半8週・夜間主)(1年次用)/Experimental Physics for Engineering |
単位数/Number of Credits | 1 |
担当教員名/Lecturer | 宮崎 正範 (システム理化学科物理物質システムコース) , 雨海 有佑 (システム理化学科物理物質システムコース) |
時間割コード/Registration Code | J8418 |
連絡先/Contact |
宮崎 正範(K405 miyazaki@muroran-it.ac.jp 0143-46-5665)
雨海 有佑(Q209 E-mail:a-rain@muroran-it.ac.jp Tel:0143-46-5648) |
オフィスアワー/Office hours |
宮崎 正範(火曜日16:15-18:00、この曜日・この時間以外でも都合がつけば対応します)
雨海 有佑(Q209 火曜 16:00 ~ 19:00 上記以外でも在室時は対応可) |
実務経験/Work experience |
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更新日/Date of renewal | 2025/08/18 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
本科目では、具体的な物理現象を通して、工学の基礎となる物理の知識・理解を深めるとともに、基本的な測定技術、技能を習得する。さらに、実験データをコンピュータを用いて整理・解析し、基礎的なデータ処理能力を培う。グループ内での役割分担を考えて主体的に実験を遂行するとともに、得られた実験結果やその問題点を論理的に考察し、表現する能力を培う。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.物理の知識を応用して、工学の基礎となる物理現象の仕組み、原理を理解できる。 2.基本的な測定原理を理解し、正しい手順で主体的に実験を遂行できる。 3.測定精度を正しく把握し、適切な有効数字で測定結果を表すことができる。 4.実験データをコンピュータを用いて整理・解析し、適切な表やグラフを用いて表現できる。 5.得られた実験結果を論理的に考察し、レポートにまとめることができる。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):22.5時間 第1回目 ガイダンスおよび安全教育 第2回目 実験レポートの書き方,基礎的測定と実験誤差に関する演習 第3回目 テーマ① ※左記は1例である。グループと実験テーマは第2回目の後、確定される。 第4回目 テーマ② 第5回目 テーマ③ 第6回目 テーマ④ 第7回目 テーマ⑤ 第8回目 テーマ⑥,授業評価アンケート 以下のテーマから毎回1テーマ(異なるテーマを計6テーマ)について実験を行う。 ・ボルダの振り子による重力加速度 ・顕微鏡による屈折率 ・プリズム分光計 ・熱の仕事当量 ・比電荷 ・熱電対 ・地球磁場の水平成分および磁石の磁気モーメント ・光電効果 ・等電位線 ・半導体の電気抵抗の温度依存性 ・超伝導体の電気抵抗測定 (第3回目から第8回目の間に全員が行うことになる) 第8回目には授業評価アンケートを実施する。 実験に取り組むにあたり、十分な自己学習を行うこと。 毎回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。 |
教科書 /Required Text |
第2版物理学実験2025 室蘭工業大学物理学実験担当グループ編(ISBN:9784780613285) |
参考書等 /Required Materials |
理科年表 東京天文台編纂/丸善(ISBN:9784621087398) |
教科書・参考書に関する備考 |
・教科書は,1週目の授業から使用するので必ず授業開始前までに準備すること。 ・各実験テーマについての参考書は,図書館等に所蔵されているのでうまく活用すること。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
成績は、「基礎測定事前課題」「基礎測定レポート」(第2回目に提出)、「実験計画書」(第3回目以降、毎回提出)、「実験レポート」(第3回目以降、毎回提出)により、到達度目標1~6を総合的に評価して決める。詳細は以下のとおりである。 1.基礎測定事前課題,基礎測定レポートは、共に0~3点(合計最大6点)で評価する(基礎測定レポート点)。 2.実験計画書は、-1点または0点で評価する。未提出の場合には-2点とする(実験計画書点)。 3.実験レポートは、-5~+4点で評価する。欠席及び未提出の場合には-6点とする(レポート点)。 4.指定された実験テーマ以外の実験レポートは受け付けない。 5.基礎点を70点とし、これに上述の基礎測定レポート点(1回分)、実験計画書点(6回分)、レポート点(6回分)を加えて成績評価点とする。最終的な成績評価点が100点満点中60点以上を合格とする。 6.ガイダンスを含め、4回以上の欠席がある者については履修と認めず、再履修とする。 |
履修上の注意 /Notices |
1.本授業に関する連絡事項は、基本的にMoodleで配信する。従って、Moodleへの登録は必ず行うこと。 2.第2回目では、「基礎測定事前課題」「基礎測定レポート」を提出すること。 3.第3回目~第8回目では、「実験計画書」を提出すること。提出先および締切はガイダンス時に指示する。 4.第3回目~第8回目では「実験レポート」を班で1部作成し、指定されたフォーマットに従い提出すること。提出先および締切はガイダンス時に指示する。 5.不合格者は次年度以降に再履修すること。 6.実験テーマ毎に教室や教員が異なるので、よく確認すること。 7.物理学実験専用の実験ノートを準備すること。ルーズリーフ等の切り離せたりバラバラになるものは不可。 8.レポート用紙は,A4のものを各自用意すること。 9.教科書には,授業計画で指定した以外の実験も掲載されている。以下の実験については,希望者がいれば実施可能であるが,成績評価には含めない。 ・光交流法によるNiの比熱 ・エックス線の反射と干渉 ・固体の線膨張率 ・トランジスタの静特性 ・オシロスコープで見る電気信号 ・Ewingの装置によるヤング率 ・弦の振動 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
1.Moodleに実験に関する情報が配信されているのでその資料を基に実験前にしっかり予習すること。 2.実験計画書を作成する際には教科書をよく読み,実験の重要なポイントを要約して記述すること。初めて行う実験なので,装置や方法のイメージは難しいのは当然だが,実験の目的を十分に理解し,何をしなければならないのかをよく考えて実験計画書の作成に臨むこと。 3.教科書の各実験テーマに書かれている『実験上の注意』は,必ず前もって良く読んでおくこと。 4.実験テーマによっては,テキストに実験に関連した問が用意されている場合があるので,どのようなことが問われているのかしっかり確認すること。また,実験結果を利用しなくても解答できる問についてはあらかじめ予習しておくことを薦める。 5.第3週目以降の実験では,授業開始時刻になったら自ら進んで実験を始めること。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照 |
関連科目 /Related course |
物理学A、物理学B、物理学C |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
実験の前に「実験計画書」を作成・提出をしてもらう。「実験計画書」は全ての履修者が毎回提出する。 授業では,自ら作成した「実験計画書」を基に実験を進めることになる。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
2名または3名1組で実験を行い,実験レポートも協働で作成する。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
物理学実験では,力学,熱力学,電磁気学,振動波動といった幅広い物理学の知識を総合して用いることになる。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |