授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2025年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 水/Wed 3 , 水/Wed 4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科機械システム工学コース/Department of Mechanical Aerospace and Materials EngineeringCourse of Mechanical Systems Engineering,機械航空創造系学科機械システム工学コース機械科学トラック/Department of Mechanical Aerospace and Materials EngineeringCourse of Mechanical Systems Engineering機械科学トラック,機械航空創造系学科機械システム工学コースロボティクストラック/Department of Mechanical Aerospace and Materials EngineeringCourse of Mechanical Systems Engineeringロボティクストラック,機械航空創造系学科航空宇宙システム工学コース/Department of Mechanical Aerospace and Materials EngineeringCourse of Aerospace Engineering,機械航空創造系学科材料工学コース/Department of Mechanical Aerospace and Materials EngineeringCourse of Materials Science and Engineering,創造工学科機械ロボット工学コース/Department of EngineeringCourse of Robotics and Mechanical Engineering
対象学年/Year 2年 , 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 創造工学科
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 熱力学/Thermodynamics
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 清水 一道 (創造工学科機械ロボット工学コース) , 楠本 賢太 (創造工学科機械ロボット工学コース)
時間割コード/Registration Code J3073
連絡先/Contact 清水 一道(A227室 0143-46-5651 shimizu@muroran-it.ac.jp)
楠本 賢太(B212室
TEL;0143-46-5952
Mail;kusumoto@muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 清水 一道(毎週水曜日15:00~17:00)
楠本 賢太(毎週金曜日 10:00-12:00)
実務経験/Work experience 清水 一道(鉄鋼メーカーにおいて熱管理および設計に携わった在職経験を有する)
更新日/Date of renewal 2025/02/11
授業のねらい
/Learning Objectives
熱エネルギーを動力に変換する機械、いわゆる、熱機関、および冷熱を汲み上げる冷凍機、熱エネルギーを速度のエネルギーに変換する機器であるノズルの基本と関連事項について学習を行う。熱機関としては、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、および、ジェットエンジン、蒸気タービンを扱い、それらの構造および作動の原理を学ぶとともに、熱エネルギーを動力に変換できた割合、すなわち熱効率を計算する式を導入し、熱機関を評価できる能力を身につける。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
(1)「ガスによるエネルギー変換」を学ぶ。ここでは、空気を動作流体とするガソリンエンジン、ディーゼルエンジンおよびジェットエンジンの構造、作動原理を学び、これらの性能を評価できる力をつける。
(2)「蒸気によるエネルギー変換」を学ぶ。ここでは、蒸気の性質を学び、蒸気の状態を表す線図あるいは表を読み取る能力を涵養し、工学的に蒸気を扱うことができるようになる。また、蒸気を使用する熱機関の例として蒸気タービンサイクルについて学び、その性能を評価できる能力を身につける。また、蒸気の性質を利用した冷凍機、ヒートポンプについて学び、関連機器の容量を計算できる力を身につける。
(3)流路を流れる流体のエネルギーの量を計算する方法を学ぶ。また、流体のもつ熱エネルギーを運動エネルギーに変換する方法の例としてノズルを取り上げ、その性質を学ぶとともに、空気の液化装置の構造についても学習し、熱エネルギーと運動エネルギーとの間の変換装置を設計する基礎能力を身につける。
授業計画
/Course Schedule
[総授業時間数(実時間):22.5時間]
第1週 ガスによるエネルギー変換Ⅰ(熱効率、カルノーサイクル)【目標1】
第2週 ガスによるエネルギー変換Ⅱ(内燃機関;オットーサイクル)【目標1】
第3週 ガスによるエネルギー変換Ⅲ(内燃機関;ディーゼルサイクル)【目標1】
第4週 ガスによるエネルギー変換Ⅳ(内燃機関;サバテサイクル)【目標1】 
第5週 ガスによるエネルギー変換Ⅴ(ガスタービンサイクル)【目標1】
第6週 総合演習Ⅰ【目標1】
第7週 到達度試験【目標1】
第8週 蒸気によるエネルギー変換Ⅰ(蒸気の基本的性質と蒸気の持つ熱量)【目標2】
第9週 蒸気によるエネルギー変換Ⅱ(湿り蒸気の状態変化、蒸気表)【目標2】
第10週 蒸気によるエネルギー変換Ⅲ(総合演習Ⅱ)【目標2】
第11週 流路を通る気体の流れⅠ(一般エネルギー式、先細ノズル)【目標3】
第12週 流路を通る気体の流れⅡ(臨界流れ、末広ノズル)【目標3】
第13週 流路を通る気体の流れⅡ(絞り膨張、ジュールトムソン効果)【目標3】
第14週 総合演習Ⅲ【目標2、3】
第15週 総合演習Ⅳ【目標2、3】
第16週 定期試験【目標1-3】

授業時間内に小テストの実施、もしくは課題を課すので、準備すること。
各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間以上必要です。
教科書
/Required Text
図解熱力学の学び方 北山直方著 オーム社 1984(ISBN:9784274085468)
参考書等
/Required Materials
図解演習熱力学 北山直方著 ; 谷下市松監修 オーム社 1979(ISBN:4274084159)
成績評価方法
/Grading Guidelines
開講時間の2/3以上出席した者のみを評価の対象とする。到達度目標(1)から(3)の達成度は、小テスト・課題(10%)、定期試験(50%)、到達度テスト(40%)で評価し、それらの総和100点満点中60点以上を取得した場合に合格とする。
履修上の注意
/Notices
全ての授業に出席することが評価の前提であるが、2/3以上の出席した者のみを評価の対象とする。
教科書と配布資料を用い板書によって進める。各章を終えた時点で小テスト実施もしくは課題を課す。
再試験の受験資格は、出席状況が良好(2/3以上)であり、小テスト、課題などを解き提出している者とする。
再試験を受験して60%以上の点数を取った者を、60点として合格とする。
再試験の不合格者は再履修とする。
授業の変更や緊急時の連絡は、授業中またはmoodleで通知をする。
関数機能付き計算機は必ず持参すること (携帯電話は使用不可)。
講義終了後の自己学習を習慣づけること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
熱力学では、エンジン、発電所、冷凍機、ノズルを扱い、具体的で、面白い。
なお、必ず予習を行ってから授業に出席すること。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
科目関連表において、1年生の学科共通科目、3年生の伝熱工学に関連する。
実務経験のある教員による授業科目
/Course by professor with work experience
1.関連した実務経験を有している教員が担当する科目
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
単元毎に小テストを実施する。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし