授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   前期/First
開講曜限/Class period 水/Wed 9 , 水/Wed 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 創造工学科各コース/Department of Engineering,
システム理化学科各コース/Department of Sciences and Informatics
対象学年/Year 4年
授業科目区分/Category 教職課程 
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title (教職)教育相談/Educational Counseling
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 前田 潤 (学部) , 今野 博信 (その他)
時間割コード/Registration Code F1964
連絡先/Contact 前田 潤(前田潤:maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 前田 潤(前田潤:(水)13:00−14:00)
実務経験/Work experience 前田 潤(医療、教育機関で精神疾患、その他身体疾患患者、小中高生、保護者教員への心理学的専門知識・技能の提供を行う経験を有する)
更新日/Date of renewal 2024/02/07
授業のねらい
/Learning Objectives
現代は情報技術の革新や社会と個人の関係が変化し、子育てに困難な課題が増えた。学校での児童生徒の不適応行動に対応する教員への要求は高まっている。そこで本授業は、不適応の諸相と教育相談の考えや技法を理解し、さらに保護者・教員・専門機関と連携する必要性を学ぶ。その上で、学校現場で出会うことの多い特別にケアを必要とする児童生徒の問題を取り上げ、具体的にどのように対応していくかを考えることができるようになることを目指す。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
①学校における教育相談の意義と課題を理解する。②教育相談に関わる心理学の基礎的理論と概念を理解した上で、児童、生徒の発するシグナルに気づき、問題行動の本質を把握するための方法を理解する。③様々な教育相談技法の基本と必要性を理解する。④教育相談の具体的進め方、課題ごとの対応の計画や体制整備、専門機関との連携の意義と必要性を理解する。
授業計画
/Course Schedule
第1回:教育相談と生徒指導
第2回:教育相談のニーズ
第3回:世代別のメンタルヘルス
第4回:児童生徒の不適応の諸相1(うつ状態、リストカット、ゲーム依存)
第5回:児童生徒の不適応の諸相2(摂食障害、てんかん、躁鬱病、統合失調症)
第6回:児童生徒の不適応の諸相3(発達障害:SLD・ADHD・ASD)
第7回:教育相談技法1 来談者中心療法
第8回:教育相談技法2 ミラーリング
第9回:教育相談技法3 認知行動療法
第10回:教育相談技法4 その他の相談技法、保護者及び関係者との調整
第11回:教育相談技法5 ストレスとリラクセーション法
第12回:教育相談技法6 コミュニケーション技法
第13回:特別なケアを必要とする教育相談1 不登校(生徒、保護者、教員、関係者への対応)
第14回:特別なケアを必要とする教育相談2 虐待・PTSD(生徒、保護者、教員、関係者への対応)
第15回:特別なケアを必要とする教育相談3 ハラスメント(生徒、保護者、教員、関係者への対応)

総時間数22.5時間
教科書
/Required Text
特にないが、資料は適宜配布する。
参考書等
/Required Materials
心理学 無藤隆 [ほか] 著  有斐閣 2004(ISBN:4641053693)
カウンセリングや教育相談に関わる図書は本学に多数所蔵されており、講義関連図書を適宜参照されたい。
成績評価方法
/Grading Guidelines
学生に対する評価:試験70%、毎回の小レポート30%
60点以上を合格とする。
履修上の注意
/Notices
講義の受動的な聴講だけでなく、各種相談技法の体験課題などにはペアや小グループの活動に積極的な取り組みを期待しています。活動後には、互いに感想など述べ合うなどして体験内容を共有し深化させることを意識してください。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
学校教育に関わる相談場面が想定されていますが、傾聴や共感などの基本的な態度はあらゆる相談場面に共通するものです。広い視野をもち関連領域にも関心をもてるように、事例を検討していきます。受講生自身の自己理解も深めてください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
毎回の授業内容から小テストを出題するので、e-learnigで回答し記録も残せるようにする。課題として、自作問題の提出も求め、受講生同士で相互に回答し合う形で振り返りができるようにする。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
事例研究や相談技法の体験では、立場を変えての実習的な技術習得を目指す。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
心理学などの理論的な背景についても、議論し合う機会を設け、単なる技術的な習得だけではない深い理解を促す。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%