開講学期/Course Start | 2024年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 他/Oth. |
授業区分/Regular or Intensive | 集中講義 |
対象学科/Department | 全学科 |
対象学年/Year | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 一般教養教育 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | メンタルヘルス論/Mental Health |
単位数/Number of Credits | 2 |
担当教員名/Lecturer | 前田 潤 (学部) |
時間割コード/Registration Code | F1522 |
連絡先/Contact | 前田 潤(前田潤:maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 前田 潤(前田潤:(水)13:00−14:00) |
実務経験/Work experience | 前田 潤(医療、教育機関で精神疾患、その他身体疾患患者、小中高生、保護者教員への心理学的専門知識・技能の提供を行う経験を有する) |
更新日/Date of renewal | 2024/10/01 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
本授業の目的は、 (1)自身の性格のアウトラインや対人関係のパターンを知る。 (2)自身の心の健康を保持していくための実践的なツールを学ぶ機会にする。 (3)心を病む人たちが増えているのかについて個々で考える機会を持つ→他者との対話することでシェアする機会を持つ。 (5)心を病む人たち、障害を持つ人、マイノリティの人たちに「普通」を押し付けない、「差別」をしないためには正しい知識が必要、と理解できる。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
①「健康な心」の有り様について具体的なイメージが描けるようになること。 ②「健康でない心」とはどのような状態であり、どうしてそのような状態に陥ってしまうのかについて理解する。 ③健康な心の実現方法を理解し、それを日常生活において実践できるようになる。 ④悩みを悩みとして自身が抱え、向き合うことができる。 ⑤人の多様性を積極的に知らないままにしておこうとせず、「自分とは関係のない、よくわからない人たち」という感覚を手放すあり方に立てる。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間);22.5時間 1週目:オリエンテーション 2週目 :自分の性格のアウトラインをつかもう(エゴグラムをつかって) 3週目::対人関係にパターンがある?(交流分析から) 4週目 :WRAP(元気回復行動プラン)~自分の道具箱を作ってみよう~ 5週目 :「うつ」かもしれない? 6週目:気分は考え方に影響される?(認知行動療法) 7週目:『マイノリティを考えるⅠ』 ~セクシャル・マイノリティって?~ 8週目:『マイノリティを考えるⅡ』 ~トランスジェンダー,Xジェンダー~ 9週目 :『マイノリティを考えるⅢ」 〜ギフテッドって?〜 10週目:【ケーキの切れない非行少年たちⅠ】 11週目 :【ケーキの切れない非行少年たちⅡ】 12週目 :“心の傷”が生活を脅かす―――トラウマの正体とは? 13週目 :セラピューティックな力を持つ犬たち 14週目 :アディクション(依存・嗜癖)としての自傷 15週目 :『ネガティブ・ケイパビリティ』 ~どうにも. 答えの出ない,どうにも対処しようのない事態に. 耐える能力 ※定期試験はありません。 学生の感想や評価、要望の内容を鑑みて学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。 |
教科書・参考書に関する備考 |
・教科書は特に使いません。適宜毎講義のmoodleを参照して下さい。 ・参考書は講義の中で紹介していきます。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
合格点は全体で60点以上です。出席が6割を超えない場合も評価は行い、合否を判定します。毎回出欠を取りますので必ずチェックをお願いします。「チェックをし忘れた」という申し出は原則受け付けませんのでご注意下さい。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
「現代人は悩めなくなった」「悩みを悩みとして抱えることができずに、すぐに気持ちの落ち込み、身体のだるさ、といった症状に変えてしまう」現代は以前と比べて自己の存在そのものが揺らいでいる時代、単純に言えば「生きづらい」、もっと言えば「生き続けにくい」時代なのかもしれません。 そんな時代だからこそ思うことは――時間をかけて悩み、苦しみ、答えを出そうともがき苦しむことが時には必要なのではないかと思うのです。本音を言えば悩みの少ないハッピーな生活は魅力的ではありますが……、人として”悩み”とじっくり向き合い、葛藤する……文学や哲学、時には人生の先輩に答えを求めてさまよう、という体験はあなたのマインドに強さと深い豊かさをもたらすような気がしています。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照 |
関連科目 /Related course |
こころの科学、現代心理学、教育心理学、医の科学 |
実務経験のある教員による授業科目 /Course by professor with work experience |
2.企業等から講師を招いて指導を行う科目 |
備考 /Notes |
この講義は、集中講義で対面授業で行います。日程確認を忘れず履修するようにしてください。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
毎回の設問に答えながら学習を進める |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
3回に一度ブレイクアウトルームにて学生相互に意見交換を行う。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
設問への回答や意見交換では、これまでの知識や経験を総合して対応が求められる。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |