授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 火/Tue 7 , 火/Tue 8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department システム理化学科
対象学年/Year 1年 , 2年 , 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 一般教養教育
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 現代民主主義論(システム理化学科)/Theories of Liberal Democracy
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 永井 真也 (学部)
時間割コード/Registration Code F1514
連絡先/Contact 永井 真也(研究室Q507 snagai@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 永井 真也(水曜日12-13時)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/08/18
授業のねらい
/Learning Objectives
民主主義を公平な集団の意思決定システムであるという認識に疑問を投げかけ、民主主義システムの危うさを考える機会を学生に提供する。将来の良識ある一社会人としての意識の確立を促す。
主権者教育は、小学校・中学校の公民、高等学校の公共でも行われている。さらに大学においても主権者教育を行うものである。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.民主主義原理を理解する。その上で、国の三権分立と地方自治体の二元代表制との違いを理解する。
2.民主主義的決定方法としての選挙を単純多数決原理による1つの決定方法でしかないことを理解し、それ以外の方法と比較しながら、民主主義には決定ルールの問題があることを理解し説明できるようにする。
3.マスメディアに登場することで人気者となる政治家がいる。国際的に登場する彼らのようなポピュリストの特徴を理解し、民主主義の問題点として理解する。
4.民主主義の暴走した結果として戦争にたどりつくこと、また戦争に至る社会背景を丸山眞男等の先行研究から学び、民主主義に潜む危険性を説明できるようになる。政治への参加意識を高める。
授業計画
/Course Schedule
1週目 ガイダンス-民主主義のいま-
2週目 政治の原理
3週目 三権の機能
4週目 官僚制度
5週目 55年体制
6週目 地方議会
7週目 二元代表制
8週目 行政委員会制度ー総論ー
9週目 行政委員会制度ー教育委員会ー
10週目 住民参加
11週目 ポピュリズム1
12週目 ポピュリズム2 
13週目 マスメディアと政治 
14週目 世論について 
15週目 総括 
16週目 試験

総授業時間数(実時間):45分/60分×2×15回=22.5時間
大学生は有権者である。日々、テレビのニュースや新聞から社会情勢を理解することは市民としての最低限の務めである。
また日常の地域社会に関心を持つことが大事である。素朴な疑問を大切にし、日常感覚の中での実感的理解に努めてもらいたい。
参考書等
/Required Materials
大嶽秀夫「日本型ポピュリズム」中公新書 920円+税(ISBN:978412101708)
佐々木信夫「地方議員」PHP新書 740円+税(ISBN:978456977422)
佐伯啓思「現代民主主義の病理」NHK出版 966円(ISBN:978414001788)
新藤宗幸「教育委員会――何が問題か 」岩波新書 798円(ISBN:9784004314554)
中野晃一「右傾化する日本政治」岩波新書 842円(ISBN:978400431553)
マーティン・ファクラー「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」双葉社 1080円(ISBN:978457530996)
薬師院仁志「ポピュリズム」新潮新書780円+税(ISBN:9784106107092)
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ISBN:978410352681)
教科書・参考書に関する備考 参考書なし。講義資料は毎回Moodleで配布します。
成績評価方法
/Grading Guidelines
到達度目標1~4にたいして、空欄補充及び選択問題による期末試験で評価する。
100点満点中60点以上を合格とする。 100 点 満点 の内訳は、定期試験 70 点、小テスト30点である。
小テストは、到達度目標2、3に関して記述式で行う。10点×3回=30点。
定期試験は、到達度目標1~4に対して選択問題、空欄補充問で行う。70点満点。
履修上の注意
/Notices
不合格者は再履修とする。
出欠確認システムで出席の確認を行います。室蘭工業大学学部学生の試験に関する規則第6条により、出席が良好でない者には期末試験の受験を認めない。出席が良好でない者が受験しても、欠席扱いとする。
休講は原則として事前に掲示するが、万が一授業開始時刻後15分経過しても教員が教室に現れない場合は休講とする。
他の受講者のため、授業と関係のない私語は厳禁。携帯電話の電源は切っておくこと。飲食は一切禁止。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
Moodleで連絡をするので、Moodleの登録を忘れないようにしてください。
授業の前にMoodleで講義ノートをダウンロードしてください。授業中はノートパソコン、ipad、スマホ等の電子機器で講義資料を閲覧して構いません。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
法律概念を理解するために「日本の憲法」を事前もしくは平行して履修することが望ましい。終了後に、民主主義の結果としての自治体の運営を「地方自治論」を履修すれば理解が深まるでしょう。
備考
/Notes
50枚程度のプリントを用意し、Moodle上で配布する。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
小テストを3回実施する。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
1年前期の教養科目を基礎として、総合的な学習を行う。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%