授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 木/Thu 3 , 木/Thu 4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 全学科
対象学年/Year 1年 , 2年 , 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 一般教養教育
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 現代社会論(創造工学科)/Studies on Modern Society
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 伊藤 弘子 (学部)
時間割コード/Registration Code F1511
連絡先/Contact 伊藤 弘子(Q509室 メールアドレス:hito@muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 伊藤 弘子(水曜日13時~14時)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/02/07
授業のねらい
/Learning Objectives
北海道、室蘭という地域性を意識しながら、現代のグローバルな社会のあり方を理解し、その社会の一員としてどのように思考し行動すべきかを主体的かつ自律的に考える能力を養うことを目的とします。
「国際的」な社会というものは、各国の国境を超えて、人、物、金、情報が行き来することを想定しています。これに対してグローバル化とは、障壁としての国境が低くなり、金や情報の往来は瞬時に多方に向けて地球規模で行われる状態です。契約の相手方がどこの国の人(会社)なのかも意識せずにスマホアプリの使用許諾契約をすることもあるでしょうし、コンビニの店員や会社の同僚にはどんどん外国人が増えてきます。地球規模と国内・地元におけるグローバル化の現状を理解し、自らの視野を広げ、適切な対応ができる術を身に付けなければなりません。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
以下の能力が身につけられるようにする。
1.社会と自分との関係性を捉えなおし、身の回りで起こっている現象を論理的・かつ批判的に説明できるようにする。
2. 社会の多様性を認識し、共生のために自分がいかに思考し行動すべきかを理解する。
3. 自分で問題意識を明確にし、その問題意識に従って明晰な文章が書けるようにする。
授業計画
/Course Schedule
[総授業時間:(45分/60分)×2×15=22.5時間]
1.はじめに  グローバル化とは何か 外国人住民・同僚との共生・協働 
2. 国際社会と国家 国連の役割、EU、国家間の協定と紛争解決 
3.国家と国民(市民権)、地球市民、難民・避難民の保護 
4.国内のグローバル化 外国人入国者数・定住外国人の人数や内訳 
5.日本人のグローバル化 国際結婚や外国人の帰化による外国系日本人の増加 
6.北海道のグローバル化① 定住外国人の在留目的と北海道の経済
7.北海道のグローバル化② 北海道における多文化共生 
8. グローバル社会のまとめ 
9.ジェンダー 「家族」とは?  同性婚とパートナーシップ 
10.少子化と高齢化 生殖補助医療と親子関係、医・先端技術と倫理 社会保障制度
11.働きがいと経済成長 働き方改革 ワーケーション 理系学生の「グローバル」
   な勤務
12.社会の多様化と教育 制服、外国(系)児童・生徒への支援、教育の無償化、
   成人教育 
13.環境問題 温暖化、環境汚染 
14.経済問題 国内における貧困、非正規労働者問題、後発開発途上国支援、
   災害地復興支援 
15.まとめ
教科書・参考書に関する備考 ムードルで資料を配布します。
成績評価方法
/Grading Guidelines
授業時間内に小テスト複数回(合計60点)期末テスト40点、100点満点中60点以上を合格とする。
各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。
履修上の注意
/Notices
詳細は初回講義で説明します。教科書は指定しませんが、適宜参考資料の典拠をあげたり配布することもあります。授業中の質問は歓迎します。授業時間外での質問は事前にメールで確認の上、オフィスアワーでの対応を原則とします。再試験は実施しません。不合格者は再履修とします。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
本講義が自分と自分が住んでいる土地との関係を歴史的経緯、そして現在の状態を関連づけて考えるきっかけになれば幸いです。また、世界で起こっていることが、他人事ではなく、自分と直接・間接的にかかわっていることを再認識していただきたいと思います。そして、将来的にみなさんがこの世界をどう構築していくのかについて考えるきっかけになれば幸いです。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
哲学入門、平和学、日本の憲法、国際文化論
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
振り返り等あり。反転授業もあり。また、課題も多い。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
何回かに1回は、リアルタイムでディスカッションを行う
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
社会の諸問題を深く考えることによって、論理的な文章を書くことができる。また問題意識を鮮明にすることができる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超