授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 水/Wed 12 , 水/Wed 13
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 創造工学科 夜間主コース電気系コース
対象学年/Year 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 創造工学科
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title デジタル回路(電気系コース)/Digital Circuits
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 長谷川 弘治 (創造工学科電気電子工学コース)
時間割コード/Registration Code J8460B
連絡先/Contact 長谷川 弘治(教員室:7号館4階 Y403 
連絡事項がある場合は, オフィスアワーに来室してください.
電子メール:本人かどうか確認できないのと履歴が確認できないので,使用しないでください.Moodleのメッセージを利用してください.
なお必須記載事項とのことですから,アドレスを記載します.
khasegaw@大学共通アドレス
)
オフィスアワー/Office hours 長谷川 弘治(科目のMoodleページに記載しています.
あるいは,大学ホームページの電気電子工学コースオフィスアワー一覧を参照して下さい. )
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/01/17
授業のねらい
/Learning Objectives
計算機のハードウエア構成の基礎知識である論理回路の基礎知識を習得する。 組み合わせ論理回路ならびに順序論理回路の動作を理解できるようになる。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
次の項目の習得を目標とする。
1.組み合わせ論理回路の設計法 (30%)
2. 順序回路の解析法(30%)
3.順序回路の設計法(40%)
授業計画
/Course Schedule
22.5時間(90分×15回)
受講時の留意点:
①予習範囲の周知,連絡にMoodleを使用します.毎講義前に確認してください.
②教科書の指定範囲(Moodleに記載)を事前に読み,内容の大筋を理解して講義に参加して下さい.
③復習を講義後必ず行ってください.科目特有の用語や概念が多くあるので,前回の内容を知らないと, 講義の内容が理解できなくなります.
④練習が必須です.毎週の講義の教科書の範囲にある例題ならびに章末問題は,必ず復習時に解いてください.7週目から14週まで復習課題解答を提出してください.出席回数11回以上の他に,5回以上課題解答を提出することを定期試験受験の資格に含めます.

1.計算機の構成の概略, 数値表現,ブール代数 pp.1-8
2.論理関数とその表現 pp.16-23
3.ブール代数(公理,ドモルガンの定理) pp.24-29
4.論理関数の標準形とシャノン展開 pp.30-38
5.論理関数の性質  pp.39-47
6.論理関数の最適化とカルノー図を用いた簡単化  pp.49-59
7.ドントケアを含む簡単化  pp.60-70
8.組合わせ回路の設計例     pp.72-80
9.順序回路の概論  pp.116-117, pp.127-129
10.RSフリップ・フロップ,Dフリップ・フロップ,JKフリップ・フロップ pp.111-117, 124-125
11.順序回路の解析
12.順序回路の解析演習
13.同期式順序回路の設計  pp.132-139
14.順序回路の設計演習     pp.141-156
15.講義のまとめと授業評価アンケート
16.定期試験
各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です.
教科書
/Required Text
今井正治著,論理回路,オーム社(ISBN:9784274218064)
参考書等
/Required Materials
藤井信生著、デジタル電子回路、オーム社(ISBN:9784274216008)
高木直史著,論理回路,昭晃堂(ISBN:9784274215995)
高木直史編著 論理回路 オーム社(ISBN:9784270000000)
笹尾勤著,論理設計,近代科学社(ISBN:9784764903166)
飯田全広,はじめての論理回路,近代科学社(ISBN:9784764905719)
教科書・参考書に関する備考 学習内容全体を見直すためには,藤井先生の本を勧めます.
講義よりも進んだ内容を学ぶためには,笹尾先生の本が良いと思います.
高木先生の本は,どちらも,教科書より高度な,多出力論理関数簡単化や状態の等価性,両立性,状態割当ての分割等が説明されています.
飯田先生の本は,2018年初版と他の参考書よりも新しいために学習者の観点から読みやすくなっています.また教科書にないハードウエア記述言語の説明があります.
成績評価方法
/Grading Guidelines
100点満点中60点以上を合格とする.
1回の定期試験(100点満点で100%)で評価する.
再試験は,評点が40点以上60点未満の履修登録者を対象に1回のみ3月下旬に実施する.再試験は100点満点であり,60点以上を評語の可とし,評点を60点とする.
到達度目標1、2、3は、いずれも,定期試験において、計算問題を出題して評価する.

なお,成績は,CampusSure for Webで確認してください.個別の問い合わせには,回答しません.
定期試験の答案は,成績確認期間のみ開示します.再試験答案は,別途指定する期間(4月上旬)の昼休みのみ開示します.
履修上の注意
/Notices
1.出欠について
  定期試験を受験するためには,11回以上の出席が必要です.
   対面授業の場合:カードリーダを使用します.講義開始前の入室時,学生証をカードリーダにかざして,出席情報を読込ませてください.学生証を忘れた場合は,欠席となります.申告しても,出席に変更はしません.
  遠隔授業の場合:Moodleの出欠欄に記入してください.回線の不具合等により接続できない,入力できないことがありますが,出席回数を11回以上と減らしてありますので,連絡しても出席に変更することはありません.登録しないと欠席となります.
2.各自moodleに登録してください.
3. 質問は, 講義時間中かオフィスアワー,あるいはMoodleの質問欄でしてください.
  電子メールは,記録が残らないし他の学生と内容を共有できないので,使用しないこと.(これを徹底するために,電子メールには回答しません.)
4. 授業計画に変更がある場合は、講義中に連絡するとともにMoodleに書き込みます.
(掲示板への掲示はしません)
5.再試験は,評点が40点以上60点未満の履修登録者を対象に1回のみ3月下旬に実施します.
6.不合格者は, 再履修となります.
7. 授業計画にあるように単位取得には、授業時間以外に60時間以上の学習が必要です。試験問題は、授業時間を含めて80時間以上勉強していることを前提に、出題します。(例えば、復習課題が確実に解ける、授業中に練習を指示した部分はスラスラ計算できることを前提とします)
8. 定期試験の出題に関する周知事項は講義中に説明します.試験に関わる質問(出題範囲や形式など)は,講義中にしてください.
9.課題レポートの提出について
 7週目から14週まで復習課題解答を提出してください.出席回数11回以上の他に,5回以上課題解答を提出することを定期試験受験の資格に含めます.
教員メッセージ
/Message from Lecturer
1. この科目は, 学術用語を覚え, 基本となる考え方を理解し, さらに計算に習熟することが必要です.考え方がわからない場合には,計算練習をして手続きに慣れるようにして先に進んでください.ある程度学習が進んでから,改めて考えてみると理解できます.考え方を理解しようと努力する時間が必要です.(経験的には、数十時間学ぶと、断片的な学習事項の繋がりが見えて、急にわかるようになります。その時まで、努力する辛抱が必要です.単位取得に必要な総学習時間である80時間よりは、短いはずですから80時間以上勉強してください.)
2.必ず予習,復習,問題練習をするようにしてください.(3回ぐらい練習すると、難しい作業ではないので、誰でもできます)
3.論理演算の表示には,2種類,多いものでは3種類の表記があります.教科書と参考書で表記が異なることがありますので,複数の表記を覚えるようにしてください.
4.はじめて出会う考え方(ブール代数の規則から関数値を定める.また簡単化の根拠は,ブール代数の演算規則に拠る,順序回路の定義など)が多いので,一人で学ぶよりも,複数人で議論した方が,理解が容易になります.グループで学習してください.
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学習・教育目標の(B)に主体的に関与する
関連科目
/Related course
情報セキュリティ入門, データサイエンス入門、情報符号理論
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
指定した教科書章末の演習問題を復習時に自力で解答すること.演習課題は,講義中に扱えなかった発展的問題を含んでおり,定期試験の問題と同程度の難易度である.演習課題により理解度を確認すること
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
該当なし
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
該当なし
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし