授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 月/Mon 3 , 月/Mon 4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department システム理化学科化学生物システムコース
対象学年/Year 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 システム理化学科
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 物理化学D/Physical Chemistry D
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 佐伯 功 (システム理化学科化学生物システムコース)
時間割コード/Registration Code J4111
連絡先/Contact 佐伯 功(Room 709 in 7th floor at 6th building
教育研究6号館(K棟)709室
isaos@muroran-it.ac.jp
)
オフィスアワー/Office hours 佐伯 功(AM9-12 on every Wednesday
水曜日AM9-12
)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/09/05
授業のねらい
/Learning Objectives
電気化学は化学エネルギーと電気エネルギー間の直接相互変換に関連した学問であり、電気から化学への変換例としては電気分解やめっきが、逆の例としては電池、センサー、腐食があげられる。本講義ではこれら変換が起こる「溶液」、「電極」における電子やイオンの振る舞いと、電気化学反応を制御している種々の因子を基礎的に理解することを第一の目的とする。また、講義の後半では電気化学の応用分野に関して電池・燃料電池・腐食と防食・めっき・工業電解について取り扱い、電気化学が材料分野でどのように利用されているかを総合的な理解を促す。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.溶液中の酸化還元反応を理解し、反応式を自由に書くことができる(基礎能力) (25%)
2.熱力学の知見に基づき電位の概念を理解し熱力学データを用い電気化学反応を予測することができる(基礎能力) (25%)
3.電極反応が起こる際の溶液中のイオンの振る舞いを理解し、電気化学反応実験データの解析ができる(応用力) (25%)
4.電気化学が実社会でどのように応用されているか理解し、近未来の技術開発に対して電気化学がどのように寄与できるかを考えることができる(総合理解とデザイン能力) (25%)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間): 24 時間
1週目 本講義の概要、電気化学序論(1)電気化学系の姿 (1章 p.1-20)
2週目 電気化学序論(2) 物質のエネルギーと平衡 (2章 p.21-36)
3週目 電極平衡論(1) 標準電極電位1 (3章 p.37-48)?
4週目 電極平衡論(2) 標準電極電位2 (3章 p.49-56)
5週目 電極平衡論(3) 標準電位-pH図(プールべー図) (資料moodleで配布)
6週目 化学反応速度論(1)律速過程と活性化エネルギー (資料moodle)
7週目 化学反応速度論(2)一次および二次反応速度式 (資料moodle)
8週目 電極速度論(1) 電位が決める電流1 (4章 p.57-65)
9週目 電極速度論(2) 電位が決める電流2 (4章 p.66-72)?
10週目 電極速度論(3) 物質輸送が決める電流1 (5章 p.73-84)
11週目 電気化学測定法 ボルタンメトリー (6章 p.85-101)
12週目 材料電気化学(1) 固体電解質と燃料電池 (9章 p.137-147)
13週目 材料電気化学(2) 電池と燃料電池 (10章 p.149-166)
14週目 材料電気化学(3) 光電気化学 (11章 p.167-184)
15週目 材料電気化学(4) めっき・表面処理 (12章 p.185-199)
16週目 テスト1 1-14週の内容
各回の学習時間の目安は,事前・事後合わせて4時間必要です.

教科書
/Required Text
渡辺正ほか著「基礎化学コース 電気化学」丸善
参考書等
/Required Materials
田村、松田「現代電気化学」培風館#、
喜多、魚崎「電気化学の基礎」技報堂出版#
など
教科書・参考書に関する備考 テキストは生協に注文していません。1,2週の講義を聞いて履修する決意が固まったらそれぞれ注文して購入してください。期末試験はテキストの章末問題から出題するので,テキストは必要だと思います。
成績評価方法
/Grading Guidelines
100点満点で評価する。各回の講義内容の復習の小テストを次回の講義の始めに実施する。各回4点満点X14=56点満点で評価する。期末試験は44点満点で採点する。これらの合計が60点に達した場合合格とする。
各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1について:復習課題および,もしくは期末試験で化学反応および,もしくは電気化学反応に関する問題を出題し,達成度を評価する。
目標2について:復習課題および,もしくは期末試験で化学平衡および,もしくは電気化学平衡に関する問題を出題し,達成度を評価する。
目標3について:復習課題および,もしくは期末試験で化学反応および,もしくは電気化学反応の速度論に関する問題を出題し,達成度を評価する。
目標4について:復習課題および,もしくは期末試験で化学および,もしくは電気化学の応用に関する問題を出題し,達成度を評価する。

履修上の注意
/Notices
1 定期試験に対して再試験を1回だけ実施する。例外はない。
2 授業中の質問は歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける 。
3 資料の配布、授業の変更や緊急時の連絡はすべてE-learning system Moodleで行う。
4 不合格の場合再履修しても良い。その場合、過去の出席状況や成績など一切の履歴は参照しない。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
物理化学A、物理化学B
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
毎週小テストを実施します。予習と復習を課します。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
該当なし
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
該当なし
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%