授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   前期/First
開講曜限/Class period 月/Mon 9 , 月/Mon 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department システム理化学科化学生物システムコース
対象学年/Year 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 システム理化学科
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 物理化学C/Physical Chemistry C
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 飯森 俊文 (システム理化学科化学生物システムコース)
時間割コード/Registration Code J4110
連絡先/Contact 飯森 俊文(居室: H棟410号室; 内線:5767; Email: iimori@muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 飯森 俊文(月曜日17:30ー18:30)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/03/01
授業のねらい
/Learning Objectives
化学は、物質の構造・物性・反応をミクロな原子・分子レベルで探求する学問である。ミクロな世界の基本原理は古典力学ではなく、量子力学の世界である。本講では、初等量子論の基本的な原理を講述する。 さらに、原子の電子構造、および分子構造と化学結合の理論の基礎を講述する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.量子論の基本原理を理解する。(25%)
2.基本運動の量子論を理解する。(25%)
3.原子の構造とスペクトルを理解する。(25%)
4.分子の構造を理解する。(25%)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):22.5時間
量子論への導入
 第01回  エネルギーの量子化
 第02回  波ー粒子二重性
 第03回  ミクロな系の力学:シュレーディンガー方程式
 第04回  ミクロな系の力学:確率密度
 第05回  量子論の原理:演算子(1)固有値方程式
 第06回  量子論の原理:演算子(2)エルミート演算子
 第07回  量子論の原理:重ね合わせと期待値
運動の量子論
 第08回  並進(1)
 第09回  並進(2)
 第10回  振動運動
 第11回  回転運動
原子の構造とスペクトル
 第12回  水素型原子
 第13回  多電子原子
分子構造
 第14回  分子構造:原子価結合法
 第15回  分子構造:分子軌道法の原理
定期試験

・各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。

教科書
/Required Text
アトキンス 物理化学(上)第10版 (東京化学同人) (ISBN:9784807909087)
参考書等
/Required Materials
マッカーリ・サイモン 物理化学(上)(東京化学同人) (ISBN:9784807905089)
アトキンス物理化学(下) Peter Atkins, Julio de Paula著 ; 中野元裕 [ほか] 訳  東京化学同人 2017(ISBN:9784807909094)
教科書・参考書に関する備考 毎回講義で使用するので持参する
成績評価方法
/Grading Guidelines
定期試験による評価:60点
講義中に指示する課題・レポートによる評価:40点
これらの合計が60点以上のときに合格である。
5つの到達度目標とも、定期試験およびレポート課題(計算問題、論述問題等)によって到達度を評価する。
履修上の注意
/Notices
授業計画の進行は、内容の習熟度合い等により変更する場合がある。不合格の場合は再履修すること。授業の変更や緊急時の連絡は授業中、またはMoodle上で通知する。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
講義内容への質問等は、随時大いに歓迎する.量子論は初学者にとって難解な学問であることが予想される.到達目標を達成するためには、講義で取り扱った内容の予習・復習だけでなく、それに関連するテキストの内容を自らすすんで学習することが必要である.
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
物理化学A、物理化学B
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
・講義内容の理解をうながすために適宜演習課題を与えるので,各自課題に取り組むこと.
・講義時間が限られているため講義時間内に詳解できない箇所については、自主的に教科書を読み演習問題などで理解を確認すること.
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
該当なし
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
該当なし
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし