授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 月/Mon 1 , 月/Mon 2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department システム理化学科
対象学年/Year 1年 , 2年 , 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 システム理化学科
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 物理学B(前半8週・Eクラス)/Physics B
単位数/Number of Credits 1
担当教員名/Lecturer 雨海 有佑 (システム理化学科物理物質システムコース)
時間割コード/Registration Code J2064
連絡先/Contact 雨海 有佑(Q209 E-mail:a-rain@muroran-it.ac.jp Tel:0143-46-5648)
オフィスアワー/Office hours 雨海 有佑(Q209 火曜 16:00 ~ 19:00 上記以外でも在室時は対応可)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/09/09
授業のねらい
/Learning Objectives
現実の物体は広がりを持っており、複雑な運動を行う。物理学Bでは最初に広がりを持つ質点系の運動を概観し、質点の運動との相違点とその特徴を理解する。次に、変形のない剛体の運動の具体例を学習する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1. 質点系の重心運動と相対運動について理解し、代表的な問題を解くことができる(30%)。
2. 固定軸のまわりの剛体の運動について理解し、代表的な問題を解くことができる(40%)。
3. 簡単な系の慣性モーメントを計算できる(30%)。
4. 解いた結果から何が言えるかを考える習慣を身につける。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間) 12時間
第1回:ガイダンス(授業計画、成績評価方法)、2体問題
第2回:質点系の力学①(重心の並進運動と回転運動)
第3回:質点系の力学②(力のつりあい)
第4回:固定軸のまわりの剛体の運動(回転の運動方程式と慣性モーメント)
第5回:慣性モーメントに関する定理と計算(離散集合体の場合)
第6回:慣性モーメントの計算(連続体の場合)
第7回:剛体の平面運動(実体振り子と斜面を転がる物体)、学生による授業評価
第8回:定期試験

※本授業では、E-learnigシステムMoodleで提供される教材による自己学習を必要とします。
※授業で学んだ事柄について、その日のうちに自己学習により復習すること。
※毎回の授業の進度についてはクラス毎に前後することがある(授業全体を通しては同じ)。
※各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間です。

教科書
/Required Text
演習で考え方を学ぶ物理学(力学,電磁気学)髙野英明,柴山義行,桃野直樹,磯田広史著,学術図書出版社(ISBN:9784780612554)
参考書等
/Required Materials
基礎的な参考書:数学と一緒に学ぶ力学(原康夫著、学術図書出版社)(ISBN:9784780600735)
アドバンスな参考書:一般力学(山内恭彦著、岩波書店)(ISBN:9784000050203)
物理学 三訂版:(小出昭一郎著、裳華房)(ISBN:9784785320744)
教科書・参考書に関する備考 参考書が置いてあります。自分がわからないと思う部分を試しに読んでみて,分かりやすいと感じたものを参考書として下さい。もし,参考書を選べない,適切な参考書がわからない,という場合は,担当教員にたずねましょう。また「教科書が簡単すぎる」という場合も,より本格的な専門書を紹介しますので,気軽にたずねてみて下さい。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・プレースメントテストとその課題、定期試験により評価し、100点満点で60点以上を合格とする。
・プレースメントテストとその課題による評価を20%,定期試験による評価を80%とする。
・目標1~3の達成度評価は、プレースメントテストとその課題,定期試験によって行う。
・目標4は努力目標とし、成績評価には含めない。
・原則、再試験は実施しない。
履修上の注意
/Notices
・原則、この科目では全ての授業への出席を必要とします。
・授業に関する連絡は授業中で行うとともに、必要に応じてMoodleにも掲載します。
・不合格者は次年度以降に再履修してください。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
 多くの理工系大学では、専門分野によらず大学1年次の物理学は必修になっています。これは物理学での見方・考え方が普遍的に重要だからです。大学で学ぶ微積分をベースとした物理学は、高校での物理学と勝手が異なり、勉強が大変ですが、時間をかけてじっくり学ぶ価値があるものです。
 物理学Bでは、多数の質点の運動や剛体の運動について学びますが、これにより私たちの周りにある物体の運動をより正確に理解・記述できるようになります。また、物理学Aで学んだ質点の運動の理解もより深まります。
 物理学は授業を聞いただけでは理解は深まりません。皆さんの主体的な自学・自習が不可欠です。また、私自身の経験から、最初からすぐ理解できたというよりは、友人や教員にきいてようやく理解できたことが数多くありました。分からないことは遠慮なく質問して下さい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
物理学A、物理学C、工業物理基礎実験、基礎物理実験
備考
/Notes
物理スタディサポートで学習支援を行っているので、授業で疑問点などが生じた場合は利用してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
本講義では毎回,演習問題をベースに講義を行うため,Moodleに掲載されている教材を自己学習したことを前提に進める。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし