授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   前期/First
開講曜限/Class period 火/Tue 1 , 火/Tue 2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department システム理化学科
対象学年/Year 1年 , 2年 , 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 システム理化学科
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 物理学A(Fクラス)/Physics A
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 柴山 義行 (システム理化学科物理物質システムコース)
時間割コード/Registration Code J2062
連絡先/Contact 柴山 義行(K210,yshibaya@muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 柴山 義行(前期:毎週火曜日:13:00~14:00 (この時間帯以外でも,ご連絡くだされば時間調整いたします)
後期:毎週月曜日:10:30~12:30 (この時間帯以外でも,ご連絡くだされば時間調整いたします))
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/02/09
授業のねらい
/Learning Objectives
物理学は理工学分野の基礎となる学問である。その物理学の取り扱い方を最もよく表しているのが、物体の運動を扱う「力学」といえる。物理学Aでは、物体を「質点」とみなし、その運動を微積分を用いて解析する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1. 運動の記述に必要なベクトルや微分積分の基本的な公式を理解し、種々の物理量を表すことができる。
2. 物体(質点)の位置、速度、加速度を微積分を用いて互いに導くことができる。
(1と2を合わせて20%)
3. 物体に働いている力を図示できる。
4. 質点に働く力および運動の基本法則を理解し、代表的な問題を解くことができる。
(3と4を合わせて40%)
5. 仕事とエネルギーおよびエネルギー保存則を理解し、代表的な問題を解くことができる。
6. 運動量、角運動量の概念を把握し、代表的な問題を解くことができる。
(5, 6を合わせて40%)
7. 解いた結果から何が言えるかを考える習慣を身につける。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間) 22.5時間
第1回:ガイダンス(授業計画、成績評価方法)、プレースメントテスト(30分)
第2回:物理量と数学的量の関係(ベクトル、スカラー)、
    物理を理解するために必要な数学の確認,
    物理量と単位,次元と次元解析【6章】
第3回:質点【7章】
    位置と変位,速度,加速度【8章】
第4回:基本的な運動【9章】
第5回:運動の法則と運動方程式(ニュートンの運動法則)【10章】
第6回:運動の法則と運動方程式(直線運動,放物運動)【10章】
第7回:運動の法則と運動方程式(放物運動,斜面)【10章】
第8回:運動の法則と運動方程式(単振り子と単振動,他)【10章】
第9回:力学的エネルギー(仕事)【11章】
第10回:力学的エネルギー(力学的エネルギー)【11章】
第11回:力学的エネルギー(保存力とポテンシャル)【11章】
第12回:力学の保存法則【14章】(「力学的エネルギー保存則」のみ)
第13回:運動量と力積,角運動量と力のモーメント(運動量と力積)【12章】
第14回:運動量と力積,角運動量と力のモーメント(角運動量と力のモーメント)【12章】
第15回:補足、まとめ(「学生による授業評価」を含む)
定期試験

※授業で学んだ事柄について,その日のうちに自己学習により復習すること。なお,毎回の授業の進度についてはクラス毎に前後することがある(授業全体を通しては同じ)。
※各回の学修時間の目安は、授業の前・後あわせて4時間である。
教科書
/Required Text
演習で考え方を学ぶ物理学 : 「力学・電磁気学」 高野英明  学術図書出版社 2022(ISBN:9784780610031)
参考書等
/Required Materials
基礎的な参考書:数学と一緒に学ぶ力学(原康夫著、学術図書出版社)(ISBN:9784780600735)
アドバンスな参考書:一般力学(山内恭彦著、岩波書店)(ISBN:978400005020)
物理学 小出昭一郎著  裳華房 1997(ISBN:9784785320744)
教科書・参考書に関する備考 高校の教科書・参考書はコンパクトで良い点も沢山ありますが,大学で学ぶ力学とは説明の観点が違っていて適さないところも多々あります。高校で物理を学んでいない場合,高校の教科書から始めるのではなく,最初から大学の物理の本で勉強しましょう。
図書館には大学初年時レベルから上級レベルまで数多くの力学の参考書が置いてあります。自分がわからないと思う部分を試しに読んでみて,分かりやすいと感じたものを参考書として下さい。もし,参考書を選べない,適切な参考書がわからない,という場合は,担当教員にたずねましょう。また「教科書が簡単すぎる」という場合も,より本格的な専門書を紹介しますので,気軽にたずねてみて下さい。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・プレースメントテストとその課題、定期試験により評価し、100点満点で60点以上を合格とする。
・プレースメントテストとその課題による評価を20%,定期試験による評価を80%とする。
・目標1~6の達成度評価は、プレースメントテストとその課題,定期試験によって行う。
・目標7は努力目標とし、成績評価には含めない。
・原則、再試験は実施しない。
履修上の注意
/Notices
・原則、この科目では全ての授業への出席を必要とします。
・授業に関する連絡は授業中で行うとともに,必要に応じてMoodleにも掲載します。
・不合格者は次年度以降に再履修してください。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
理工学部共通科目として実施します。
高校で物理を履修した学生にとっては,物理学Aの学習内容は高校物理の復習と感じるかもしれませんが,数学的な取り扱いは全く異なります。気が付いたら「全くわからない」ということがないようにしましょう。高校で物理を履修していない学生には,すべてが新しい内容と思いますが,この中で扱う数学は多くが高校で学んだ内容であり,数学的な内容と物理的な意味をしっかりと関連付けて理解するようにして下さい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
物理学B、物理学C、工業物理基礎実験、基礎物理実験
備考
/Notes
物理スタディサポートで学習支援を行っているので、授業で疑問点などが生じた場合は利用してください。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし