授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   前期/First
開講曜限/Class period 火/Tue 5 , 火/Tue 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 建築社会基盤系学科土木工学コース/Department of Civil Engineering and ArchitectureCourse of Civil Engineering,創造工学科建築土木工学コース土木工学トラック/Department of EngineeringCourse of Architecture and Civil EngineeringCivil Engineering Track
対象学年/Year 4年
授業科目区分/Category 教育課程 創造工学科
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 水文学(前半8週)/Hydrology
単位数/Number of Credits 1
担当教員名/Lecturer 中津川 誠 (創造工学科建築土木工学コース)
時間割コード/Registration Code J3199
連絡先/Contact 中津川 誠(D310
0143-46-5276
mnakatsu@muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 中津川 誠(月曜 12:00-12:30
火曜 12:00-12:30)
実務経験/Work experience 中津川 誠(国立研究開発法人と国土交通省の河川事務所において調査・計画・設計・施工・維持管理業務に携わった在職経験を有する)
更新日/Date of renewal 2024/02/10
授業のねらい
/Learning Objectives
我々の社会は水循環系の中で営まれている.洪水時の安全確保を図る治水計画や河川・ダムの管理,利水や水環境を考えた流水管理のためには,水循環の仕組みを知り定量化することが必要となる.本講では,河川計画の基本となる確率雨量の考え方,降水が河川に流れ込む流出現象のメカニズムとモデル化を理解する.
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.治水や流水管理といった実務に水循環系の知見がどのように生かされるかを理解する.(知識力)
2.洪水を引き起こす大雨の統計処理を習得し,実際の河川計画に必要な確率雨量,再帰年(リターンピリオド)の計算ができる.(知識力・計算力)
3.降雨による流出過程をあらわす手法を理解し,流出量の計算ができる.(知識力・計算力)
4.洪水時の河川水位の予測手法を理解し,計算ができる.(知識力・計算力)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間);2単位(45分/60分)×2時限×8回=12時間
第1週 序論 水文学とは?水循環と治水,利水,環境保全
第2週 水文プロセス 降水・融雪・蒸発散
第3週 水文統計(1) 水文統計の基礎,対数正規分布
第4週 水文統計(2) 確率水文量の算定
第5週 流出計算法(1) 流出のメカニズム,流出計算法
第6週 流出計算法(2) 貯留関数法
第7週 流出予測
第8週 定期試験
・各回の学修時間の目安は,事前・事後合わせて4時間必要とされる。
教科書
/Required Text
必要に応じて授業中に資料を配布する。
参考書等
/Required Materials
河川工学 玉井信行編 ; 浅枝隆 [ほか] 共著  オーム社 2014(ISBN:9784274216534)
教科書・参考書に関する備考 必要に応じて授業中に資料を配布する。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・100点満点中60点以上を合格とする。ただし,評価点は100点満点中,演習30点,試験70点の割合とする。
・再試験は行わない。
・各到達度目標の評価方法は以下のとおりとする。
目標1~4:演習,定期試験において論述問題および計算問題を出題し,達成度を評価する。
履修上の注意
/Notices
・履修には80%以上の出席率(=出席回数/講義回数)を必要とする。
・必要な資料の配布は,授業中もしくはMoodleを通して行う。
・授業中の質問を歓迎する。オフィスアワーでの質問も適宜受け付ける。
・授業の変更や緊急時の連絡等は授業中もしくはe-mailによって通知するので見逃さないようにすること。
・流れの力学,水理学I,水理学II,応用水理学の単位を取得していることが望ましい。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
本授業は、演習問題を通して理解を深める方法をとっている。単に数式の使用法を憶えるのではなく,適用すべき理論や計算法を自分自身が納得して使用することが,実用問題の解決に不可欠となる。
社会に出てから役に立つ知識や実践力を身につけるという意識で取り組むこと。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
土木コースの学習教育目標との関係
○(D)土木専門基礎
◎(F)環境保全・防災
○(G)自然調和
関連科目
/Related course
この科目の履修にあたっては,流れの力学A,流れの力学B,水理学I,水理学II,応用水理学を習得していることが望ましい。
実務経験のある教員による授業科目
/Course by professor with work experience
1.関連した実務経験を有している教員が担当する科目
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
・授業時間内で理論から計算等の実践まですべてを詳述することは困難なので,事前学習を行って講義に臨むこと.事前学習のための資料を「事前配布資料」としてMoodleにアップロードするので利用すること.
・理解度と実践力向上のため,演習問題を宿題として課す.演習問題を行う上で参考となる例題も「事前配布資料」に掲載するので,参考とすること。
・演習問題の提出締め切り後解答例をMoodleで開示するので,事後学習に役立てること.
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超、15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし