開講学期/Course Start | 2024年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 火/Tue 3 , 火/Tue 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 創造工学科建築土木工学コース |
対象学年/Year | 3年 , 4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 創造工学科 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 寒地建築環境工学/Architectural Environment Engineering in the Cold Climate Area |
単位数/Number of Credits | 2 |
担当教員名/Lecturer | 桒原 浩平 (創造工学科建築土木工学コース) |
時間割コード/Registration Code | J3117 |
連絡先/Contact | 桒原 浩平(Y705, 0143-46-5250, kuwabara@muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 桒原 浩平(いつでも可) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2024/08/20 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
寒冷地の住宅特有の室内環境設計でどのような断熱,防露,換気,日射調節が行われているか,解析・予測手法を通じて理解・習得することを目的とする。具体的な演習を通して定量的な効果や解法の手順を身に付ける。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1~3)寒冷地において有効な日射の調節手法を説明できる。 4~5)必要換気量の計算ができる。寒冷地において有効な機械換気の手法を説明できる。 6~7)省エネルギー基準について説明できる。定常室温を計算できる。熱容量が室温変動に及ぼす影響を説明できる。デグリデーの計算ができる。 8~11)各種非定常計算ができる。 12~14)結露発生のメカニズムを理解し,表面・内部結露の判定ができる。表面・内部結露対策について説明できる。 15)最新の研究事例や北方型住宅の基準等を通じ,寒冷地の住宅の現状を説明できる。 |
授業計画 /Course Schedule |
第1回:方位別日射量の計算 第2回:方位による日射特性と日射調節の基本計画 第3回:相当外気温度と日射熱取得率 第4回:許容基準と必要換気量の計算 第5回:機械換気の計画 第6回:壁体内の内部温度分布 第7回:省エネルギー基準とデグリデー 第8回:非定常状態の室温の形成 第9回:単層一次元壁体の単位応答 第10回:単層壁の周期的熱伝導 第11回:非定常室温の計算 第12回:室内の湿度と表面結露の判定 第13回:内部結露の判定 第14回:表面・内部結露の防止対策 第15回:最新の研究例紹介 総授業時間数(実時間):22.5時間 各界の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。 |
参考書等 /Required Materials |
初学者の建築講座 建築環境工学(第四版)倉渕隆著 市ケ谷出版社 2023(ISBN:9784870711587)
エース建築環境工学II 熱・湿気・換気 鉾井修一, 池田哲朗, 新田勝通著 朝倉書店 2002(ISBN:9784254268638) 最新建築環境工学 田中俊六 [ほか] 共著 井上書院 2014(ISBN:9784753017577) 環境物理 中村泰人 [ほか] 著 (新建築学大系 / 新建築学大系編集委員会編, 10) 彰国社, 1984.8 建築気候 斎藤平蔵著 共立出版, 1974 |
教科書・参考書に関する備考 |
資料は毎回配布する。 建築環境工学IIで購入した教科書(建築環境工学(第四版))を毎回持参すること。 関数電卓と定規を用意すること。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
・合格基準:100点満点で60点以上を合格とする。 ・出席率(=出席回数/授業回数)80%以上が必要(未満の場合は,非履修とみなす)。 ・評価方法:定期試験は行わない。授業中に行う演習およびレポート課題(100%)で評価する。 ・不合格者の取り扱い:再試験は行わない。 1~3)演習とレポート:計算,論述 4~5)演習とレポート:計算,論述 6~11)演習とレポート:計算,論述 12~14)演習とレポート:計算,論述 15)レポート:論述 |
履修上の注意 /Notices |
①講義時間の変更や緊急時の連絡は講義中またはMoodleで通知をする。 ②上述したとおり,再試験は行わない。 ③講義開始時又は終了時の演習問題で出席をとる。 ④遅刻2回につき,欠席1回としてカウントする。 ⑤公的理由があって遅刻,欠席をする場合には,事前連絡をすること。 ⑥質問,意見があれば,教員に遠慮無く伝えること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
必修科目では扱えなかった内容を学びつつExcelの使用にも慣れてもらうことを目標にしています。 1)太陽高度・方位角,日射受熱量,庇の長さの計算シートをExcelで作成します。 2)換気量の実験を行い,実測データを使ってExcelで換気量を計算します。 3)室温の簡単な非定常計算をExcelで行います。 4)地中内の年間の温度分布をExcelで計算します。 5)壁体内内部結露の判定を行います。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照 |
関連科目 /Related course |
空間の環境,建築環境工学Ⅰ,建築環境工学Ⅱ,建築設備,都市マネジメント |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
講義は演習形式で行われる。 毎回の授業冒頭に前回の振り返りを演習等で行う。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
Excel等を使用した演習ではグループで作業しても構わない。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
建築環境工学I, IIおよび建築設備で学んだ内容が寒冷地の建築にどのように生かされているかを理解する。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |