授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   前期/First
開講曜限/Class period 月/Mon 5 , 月/Mon 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 創造工学科建築土木工学コース
対象学年/Year 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 創造工学科
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 建築環境工学Ⅱ/Architectural Environment Engineering Ⅱ
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 桒原 浩平 (創造工学科建築土木工学コース)
時間割コード/Registration Code J3105
連絡先/Contact 桒原 浩平(Y705, 0143-46-5250, kuwabara@muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 桒原 浩平(いつでも可)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/03/11
授業のねらい
/Learning Objectives
快適かつ安全な環境を構築する目的から、建築環境の基本要素である熱、湿気、空気、音、光の基本的な性状を理解する。次に、これら環境要素の解析・予測手法を理解し、併せて、生理的・心理的影響を考慮した評価法の理解・習得を目指す。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1)視覚と光の関係について説明できる。照度の計算ができる。
2)明視、グレアの現象について説明できる。
3)昼光率や立体角投射率が計算できる。採光および採光計画について説明できる。
4)室内空気環境基準を説明できる。必要換気量を計算できる。
5)風力換気量と温度差換気量が計算できる。
6)機械換気方式の違いを説明できる。
7)伝熱の基礎(伝導,放射,対流)について説明できる。

9)熱貫流率を計算できる。相当外気温度を説明できる。
10)室温の形成について理解し、外皮平均熱貫流率や熱損失係数を計算できる。
11)空気線図より湿気の状態を読み取れる。露点温度を用いて結露の判定ができる。
12)音の物理的特性について説明できる。聴覚の仕組みについて説明できる。
13)騒音の定義、影響、防止について説明できる。遮音について説明できる。
14)吸音と遮音材料の仕組みについて説明できる。残響と音響計画の関係について説明できる。
授業計画
/Course Schedule
第1回:光環境①(測光量)
第2回:光環境②(明視環境の確保)
第3回:光環境③(採光)
第4回:空気環境①(室内空気環境)
第5回:空気環境②(自然換気の力学)
第6回:空気環境③(機械換気の計画)
第7回:熱環境①(熱の流れの基礎)
第8回:中間試験
第9回:熱環境②(熱貫流と日射)
第10回:熱環境③(建物全体の熱特性)
第11回:湿気環境(湿り空気と露点温度)
第12回:音環境①(音の性質)
第13回:音環境②(騒音と遮音)
第14回:音環境③(音響計画)
第15回:最新の研究例紹介
定期試験

総授業時間数(実時間):22.5時間
各界の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。
教科書
/Required Text
初学者の建築講座 建築環境工学(第四版)倉渕隆著 市ケ谷出版社 2023(ISBN:9784870711587)
参考書等
/Required Materials
最新建築環境工学 田中俊六 [ほか] 共著  井上書院 2014(ISBN:9784753017577)
図説やさしい建築環境 今村仁美, 田中美都著  学芸出版社 2013図説やさしい建築環境 今村仁美, 田中美都著  学芸出版社 2009(ISBN:9784761524760)
建築環境工学 飯野秋成著  学芸出版社 2013(ISBN:9784761525521)
建築計画原論 渡辺要編 丸善 1976
教科書・参考書に関する備考 講義資料は毎回配布する。
関数電卓や定規は各自用意すること。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・合格基準:定期試験100点満点で60点以上を合格とする。
・出席率(=出席回数/授業回数)80%以上が必要(未満の場合は、非履修とみなす)。
・評価方法:授業中に随時演習を行うが、これは成績に反映しない。1~2回のレポート(10~20%)と定期試験(80~90%)で評価する。
・不合格者の取り扱い:再試験1回だけ行う。60点以上を合格とするが,最終成績は60点となる。

1)中間試験:文章の正誤問題,計算
2)中間試験:文章の正誤問題 
3)中間試験:文章の正誤問題,論述,計算
4)中間試験:文章の正誤問題,計算
5)中間試験:計算
6)中間試験,レポート:図の読みとり、論述

7)定期試験:文章の正誤問題
9)定期試験:計算、論述
10)定期試験:計算
11)定期試験:図の読みとり,計算
12)定期試験:計算,図の読みとり
13)定期試験:計算,論述
14)定期試験,レポート:論述,計算,文章の正誤問題
履修上の注意
/Notices
・講義時間の変更や緊急時の連絡は講義中またはMoodleで通知をする。
・再試験でも不合格の場合は再履修すること。
・講義開始時または終了時の演習問題の提出で出席をとる。
・遅刻2回につき、欠席1回としてカウントする。
・公的理由があって遅刻、欠席をする場合には、事前連絡をすること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
単に数式や語彙を暗記するのではなく,身近な環境が建物へ及ぼす影響について,専門家として説得力のある説明をできるようになって欲しい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
空間の環境、建築環境工学Ⅰ、寒地建築環境工学、建築設備、都市マネジメント
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
毎回の授業冒頭で前回の内容に関する演習問題を解く。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
内容の理解において建築環境工学Iの知識が必須である。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%