授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2024年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 月/Mon 9 , 月/Mon 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 創造工学科建築土木工学コース
対象学年/Year 2年 , 3年 , 4年
授業科目区分/Category  
必修・選択/Mandatory or Elective
授業方法/Lecture or Seminar
授業科目名/Course Title 建築環境工学Ⅰ(後半8週)/Architectural Environment Engineering Ⅰ
単位数/Number of Credits 1
担当教員名/Lecturer 桒原 浩平 (創造工学科建築土木工学コース)
時間割コード/Registration Code J3061
連絡先/Contact 桒原 浩平(Y705, 0143-46-5250, kuwabara@muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 桒原 浩平(いつでも可)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2024/08/20
授業のねらい
/Learning Objectives
導入として、基本的な環境要素(熱、湿気、光、音、空気)と人間の関係に基づき、建築環境工学の必要性を理解する。建築環境工学において、制御すべき対象は屋内環境であるが、屋外・建築物・屋内は相互に影響している。そこで、まずは制御不可能な環境要素である外界気象の特徴を把握し、次に熱環境要素と生理的・心理的影響を考慮した評価法の理解・習得を目指す。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1),2)外界気象要素について、それぞれの特徴を説明できる。
2),3)都市環境・地球環境に影響を及ぼす各種現象の要因や対策を説明できる。
4)新太陽時などの時刻を計算できる。太陽高度,太陽方位角を読み取ることができる。
5)日影曲線や日照図表を用いて建物の日影時間を求めることができる。
6)建物方位別の日射受熱特性を説明できる。日射の調節法を説明できる。
7)温熱6要素について説明できる。
8)各種温熱環境指標の特徴を説明できる。
授業計画
/Course Schedule
第1回:建築環境工学の概要,都市・地球環境①(気温,相対湿度)
第2回:都市・地球環境②(クリモグラフ,外部風,ヒートアイランド)
第3回:都市・地球環境③(ビル風,地球温暖化,オゾン層)
第4回:日照・日射環境①(太陽位置)
第5回:日照・日射環境②(日照と日影)
第6回:日照・日射環境③(日射)
第7回:温熱環境①(人体周りの熱収支)
第8回:温熱環境②(温熱環境指標)
定期試験

総授業時間数:12時間
各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。
教科書
/Required Text
初学者の建築講座 建築環境工学(第四版)倉渕隆著 市ケ谷出版社 2023(ISBN:9784870711587)
参考書等
/Required Materials
最新建築環境工学 田中俊六 [ほか] 共著  井上書院 2014(ISBN:9784753017577)
図説やさしい建築環境 今村仁美, 田中美都著  学芸出版社 2013図説やさしい建築環境 今村仁美, 田中美都著  学芸出版社 2009(ISBN:9784761524760)
建築環境工学 飯野秋成著  学芸出版社 2013(ISBN:9784761525521)
建築計画原論 渡辺要編 丸善 1976
教科書・参考書に関する備考 講義資料は毎回配布する。
関数電卓や定規は各自用意すること。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・合格基準:定期試験100点満点で60点以上を合格とする。
・出席率(=出席回数/授業回数)80%以上が必要(未満の場合は、非履修とみなす)。
・評価方法:授業中に随時演習を行うが、これは成績に反映しない。1~2回のレポート(10~20%)と定期試験(80~90%)で評価する。
・不合格者の取り扱い:再試験1回だけ行う。60点以上を合格とするが,最終成績は60点となる。

1)定期試験:図の読み取り,文章の正誤問題
2)定期試験,レポート:図の読み取り,文章の正誤問題,論述
3)定期試験:図の読み取り,文章の正誤問題,論述
4)定期試験:図の読み取り,計算
5)定期試験,レポート:図の読み取り,描画
6)定期試験:図の読み取り,文章の正誤問題
7)定期試験:文章の正誤問題,計算
8)定期試験:図の読み取り,文章の正誤問題
履修上の注意
/Notices
・講義時間の変更や緊急時の連絡は講義中またはMoodleで通知をする。
・再試験でも不合格の場合は再履修すること。
・講義開始時または終了時の演習問題の提出で出席をとる。
・遅刻2回につき、欠席1回としてカウントする。
・公的理由があって遅刻、欠席をする場合には、事前連絡をすること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
単に数式や語彙を暗記するのではなく,身近な環境が建物へ及ぼす影響について,専門家として説得力のある説明をできるようになって欲しい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
空間の環境、建築環境工学Ⅱ、寒地建築環境工学、建築設備、都市マネジメント
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 建築環境工学の概要,都市・地球環境① 事前学修:序章を読む
事後学修:日本各地の気温・相対湿度について調べる
2 第2回 都市・地球環境②(クリモグラフ,外部風,ヒートアイランド) 事前学修:8.1.3~8.2.1(1)を読む
事後学修:雨と雪対策に関するレポート作成
3 第3回 都市・地球環境③(ビル風,地球温暖化,オゾン層) 事前学修:8章の残りを読む
事後学修:オゾン層や酸性雨の現状を調べる
4 第4回 日照・日射環境①(太陽位置) 事前学修:1.1を読む,天球について調べる
事後学修:図1.2を理解する,太陽位置図を読めるようにする
5 第5回 日照・日射環境②(日照と日影) 事前学修:1.2を読む
事後学修:日影図に関するレポート作成
6 第6回 日照・日射環境③(日射) 事前学修:1.3を読む
事後学修:方位別の日射特性を読み取れるようにする,日射調整法を調べる
7 第7回 温熱環境①(人体周りの熱収支) 事前学修:7.1を読む
事後学修:試験勉強
8 第8回 温熱環境②(温熱環境指標) 事前学修:7.2を読む
事後学修:試験勉強
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
毎回の授業冒頭で前回の内容に関する演習問題を解く。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
建築計画で学ぶ窓や庇の位置などが室内環境に及ぼす影響を理解する。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%