開講学期/Course Start | 2024年度/Academic Year 後期/Second |
---|---|
開講曜限/Class period | 月/Mon 5 , 月/Mon 6 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 創造工学科 |
対象学年/Year | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 創造工学科 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 物理学B(前半8週・Dクラス)/Physics B |
単位数/Number of Credits | 1 |
担当教員名/Lecturer | 本田 泰 (システム理化学科数理情報システムコース) |
時間割コード/Registration Code | J2024 |
連絡先/Contact |
本田 泰(R306 honda(アットマーク)csse.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 本田 泰(火曜日,13:30−14:30) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2024/09/11 |
---|---|
授業のねらい /Learning Objectives |
現実の物体は広がりを持っており、複雑な運動を行う。物理学Bでは最初に広がりを持つ質点系の運動を概観し、質点の運動との相違点とその特徴を理解する。次に、変形のない剛体の運動の具体例を学習する。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.質点系の重心運動と相対運動について理解し、代表的な問題を解くことができる(30%)。 2. 固定軸のまわりの剛体の運動について理解し、代表的な問題を解くことができる(40%)。 3. 簡単な系の慣性モーメントを計算できる(30%)。 4. 解いた結果から何が言えるかを考える習慣を身につける。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):12時間 第1回:ガイダンス(授業計画,成績評価方法),2体問題 第2回:質点系の力学① (重心の並進運動と回転運動) 第3回:質点系の力学② (力のつり合い) 第4回:固定軸のまわりの剛体の運動(回転の運動方程式と慣性モーメント) 第5回:慣性モーメントに関する定理と計算(離散集合体の場合) 第6回:慣性モーメントの計算(連続体の場合) 第7回:剛体の平面運動(実体振り子と斜面を転がる物体)、学生による授業評価 第8回:定期試験 ※本授業では、E-learnigシステムMoodleで提供される教材による自己学習を必要とします。 ※授業で学んだ事柄について、その日のうちに自己学習により復習すること。 ※毎回の授業の進度についてはクラス毎に前後することがある(授業全体を通しては同じ)。 ※各回の学修時間は,事前・事後合わせて4時間が必要です。 |
教科書 /Required Text |
演習で考え方を学ぶ物理学(力学,電磁気学)髙野英明,柴山義行,桃野直樹,磯田広史著,学術図書出版社(ISBN:9784780612554) |
参考書等 /Required Materials |
基礎的な参考書:物理のための数学(和達三樹著、岩波書店)(ISBN:9784000076500)
アドバンスな参考書:理論物理学教程 力学(ランダウ=リフシッツ著、東京図書)(ISBN:334231125160) |
教科書・参考書に関する備考 | 図書館には大学初年時レベルから上級レベルまで数多くの力学の参考書が置いてあります。自分がわからないと思う部分を試しに読んでみて,分かりやすいと感じたものを参考書として下さい。もし,参考書を選べない,適切な参考書がわからない,という場合は,担当教員にたずねましょう。また「教科書が簡単すぎる」という場合も,より本格的な専門書を紹介しますので,気軽にたずねてみて下さい。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
・プレースメントテストとその課題、定期試験により評価し、100点満点で60点以上を合格とする。 ・プレースメントテストとその課題による評価を20%,定期試験による評価を80%とする。 ・目標1~3の達成度評価は、プレースメントテストとその課題,定期試験によって行う。 ・目標4は努力目標とし、成績評価には含めない。 ・原則、再試験は実施しない。 |
履修上の注意 /Notices |
・原則、この科目では全ての授業への出席を必要とします。 ・授業に関する連絡は授業中で行うとともに,必要に応じてMoodleにも掲載します。 ・不合格者は次年度以降に再履修してください。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
多くの理工系大学では、専門分野によらず大学1年次の物理学は必修になっています。これは物理学での見方・考え方が普遍的に重要だからです。大学で学ぶ微積分をベースとした物理学は、高校での物理学と勝手が異なり、勉強が大変ですが、時間をかけてじっくり学ぶ価値があるものです。 物理学Bでは、多数の質点の運動や剛体の運動について学びますが、これにより私たちの周りにある物体の運動をより正確に理解・記述できるようになります。また、物理学Aで学んだ質点の運動の理解もより深まります。 物理学は授業を聞いただけでは理解は深まりません。皆さんの主体的な自学・自習が不可欠です。また、私自身の経験から、最初からすぐ理解できたというよりは、友人や教員にきいてようやく理解できたことが数多くありました。分からないことは遠慮なく質問して下さい。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照 |
関連科目 /Related course |
物理学A、物理学C、工業物理基礎実験、基礎物理実験 |
備考 /Notes |
物理スタディサポートで学習支援を行っているので、授業で疑問点などが生じた場合は利用してください。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
moodleの教育コースに掲載する各学習項目に対する学習課題を行うなどの主体的な学習を必要とする。 |
---|---|
Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
|
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
高等学校で学んだ数学(ベクトル,微分積分)などの知識を総合した学習を必要とする。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |