授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2023年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 木/Thu 5 , 木/Thu 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department
対象学年/Year 1年 , 2年
授業科目区分/Category 博士前期課程 大学院自専攻科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 量子ビーム科学/Quantum Beam Science
単位数/Number of Credits 1
担当教員名/Lecturer 宮崎 正範 (システム理化学科物理物質システムコース)
時間割コード/Registration Code MS223
連絡先/Contact 宮崎 正範(K302 miyazaki@muroran-it.ac.jp 0143-46-5665)
オフィスアワー/Office hours 宮崎 正範(火曜日16:15-18:00、この曜日、この時間以外でも都合がつけば対応します)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2023/08/18
授業のねらい
/Learning Objectives
理工学をはじめ医学など幅広い分野で利用されているX線をはじめとする中性子、ミュオン、(陽)電子などの量子ビーム(電離放射線)について正しい理解と知識を持つと共に、その応用例を学ぶ。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1. 「放射線」と「放射能」の用語を正しく用いることができる(10%)
2. 電離放射線の基本的な性質や発生メカニズムについて説明できる(10%)
3. X線、中性子、ミュオンなどの量子ビームについて、それぞれの特徴について説明できる(30%)
4. それぞれの量子ビームの特徴を活かし、自身の研究と関連付けて実験提案をすることができる(50%)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):12時間

1. 量子ビーム科学とは
2. 放射線物理学
 ①発生、②検出器、③人体への影響
3. X線
4. 中性子
5. ミュオン
 ①ミュオン科学の歴史 ②ミュオンスピン回転法 ③その他のミュオン実験
6. その他:磁気共鳴法など

自己学習に努めること。
各回の学修時間は、事前・事後合わせて4時間が必要です。
参考書等
/Required Materials
放射線概論 : 第1種放射線試験受験用テキスト 柴田徳思編著  通商産業研究社 2012(ISBN:9784860451080)
放射線物理学演習 : 特に計算問題を中心に 福田覚, 前川昌之共著  東洋書店 2005(ISBN:9784885955587)
X線回折要論 カリティ [著] ; 松村源太郎訳  アグネ 1980(ISBN:9784900508576)
ARPESで探る固体の電子構造 : 高温超伝導体からトポロジカル絶縁体 高橋隆, 佐藤宇史著  共立出版 2017(ISBN:9784320035362)
ミュオンスピン回転法 : 謎の粒子ミュオンが拓く物質科学 門野良典著  共立出版 2016(ISBN:9784320035300)
Muon spin rotation, relaxation, and resonance : applications to condensed matter Alain Yaouanc, Pierre Dalmas de Réotier  Oxford University Press 2011(ISBN:9780199596478)
量子ビーム物質科学 門野良典 [ほか] 著  共立出版 2013(ISBN:9784320034891)
教科書・参考書に関する備考 教科書はとくに指定しません。各自、図書館などで、自分に合った本を探してみてください。
成績評価方法
/Grading Guidelines
確認テスト(Moodle等も含む)およびレポートの総合点により評価する。
必要な場合には追加レポートの提出を求め,両者を総合評価して100点満点で60点以上を合格とする。
履修上の注意
/Notices
1.初回にガイダンスを行うので,受講希望者は必ず出席すること。
2.講義に関する全ての情報はMoodleとeメールで連絡する。
3.  本科目は、隔年開講科目である。不合格者で単位が必要な場合は他の選択科目を履修すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
本授業は、物性研究(実験)を中心とした内容であり、受講者の研究にプラスになるような内容、課題を考えています。単位の数あわせの受講ではなく、きちんとした履修計画のもとで受講するようにしましょう。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
なし
関連科目
/Related course
なし
備考
/Notes
この授業は日本語で行う。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
これまでの専門的知識と本授業で学んだ知識を十分に活かして課題に取り組む必要がある。レポートによりこれを総合的に判断する。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超