授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2022年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 水/Wed 9 , 水/Wed 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 全学科
対象学年/Year 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教職課程 
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title (教職)特別支援教育論/Theory of Special Support Education
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 前田 潤 (学部) , 今野 博信 (その他)
時間割コード/Registration Code F1961
連絡先/Contact 前田 潤(前田潤:maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 前田 潤(前田潤:(水)13:00−14:00)
実務経験/Work experience 前田 潤(医療、教育機関で精神疾患、その他身体疾患患者、小中高生、保護者教員への心理学的専門知識・技能の提供を行う経験を有する)
更新日/Date of renewal 2022/09/07
授業のねらい
/Learning Objectives
特別支援教育は、人間理解から出発する。そのため、特別な支援を必要とする発達障害の特性を発達の側面と(後天的)学習の両面から理解するとともに、その障害の個別性を理解したい。その上で本授業では、教員だけでなく、様々な関係機関や、特別支援教育コーディネーターとともに発達障害及びそれ以外のニーズのある児童、生徒への支援体制を作り上げていく必要を理解し、具体的な対応を考えることができるようになることが本授業のねらいである。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
①インクルーシブ教育を含む特別支援教育の制度、理念、仕組みを理解する。②特別な支援を必要とする幼児、児童、生徒の心身の発達、心理的特性、学習特性を理解し、その学習上又は生活上の困難、学習過程の特徴を踏まえた支援の方法を考えることができる。③「通級による指導」及び「自立活動」について理解し、教員や関係機関と連携しながら、特別支援教育コーディネーターらによる支援体制構築の必要性を踏まえた指導計画や支援計画を作成する意義と方法を理解する。④障害はないが特別の教育的ニーズのある幼児、児童、生徒の学習上、生活上の困難とその組織的な対応の必要性について理解する。
授業計画
/Course Schedule
第1回:特別支援教育の制度と理念(社会性や様々な障害から考える)
第2回:発達障害や軽度知的障害のある生徒の発達・心理特性
第3回:発達障害や軽度知的障害のある生徒への支援(個別支援・通級指導・自立活動・教育支援計画の作成・支援体制の構築)
第4回:学習障害(LD)の理解
第5回:LDへの支援(個別支援・通級指導・自立活動・教育支援計画の作成・支援体制の構築)
第6回:注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の理解
第7回:AD/HDへの支援(個別支援・通級指導・自立活動・教育支援計画の作成・支援体制の構築)
第8回:様々な障害(視覚・聴覚・知的・肢体不自由・病弱・自閉症スペクトラム等)のある生徒理解
第9回:様々な障害のある生徒への支援(個別支援・通級指導・自立活動・教育支援計画の作成・支援体制の構築)
第10回:障害のある生徒の能力を引き出す工夫(個別指導・教育計画の作成)
第11回:障害のある生徒と養育者や支援者との関係づくり
第12回:障害のある生徒やその他の特別な教育的ニーズのある児童生徒をめぐる対人関係の諸相
第13回:障害のある生徒の対応事例(学習への期待)
第14回:障害のある生徒の不適応行動(犯罪・非行)への対応事例
第15回:障害のある生徒やその他の特別な教育的ニーズのある児童生徒とともにある社会(まとめ)

学修にはぜんご4時間の時間を要します。

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
教科書
/Required Text
特にないが、資料は適宜配布する。
参考書等
/Required Materials
発達障害児の心と行動(太田昌孝編著、放送大学教育振興会)
成績評価方法
/Grading Guidelines
意見発表20%、毎回授業の小レポート30%、レポート50%
60点以上を合格とする。
新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
講義を受講するだけでなく、積極的な参加を求めます。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
本講義は教職必修科目であることから、学校教育の場面だけでなく、広く人間理解を深められるような講義を目指しますので、よろしくお願いします。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
本講義は、科学技術の受益者或いは運用者としての人間の特性を認知面から理解することを促進することを目標としている。
<JABEEの学習・教育目標との関連>
該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
関連科目
/Related course
こころの科学、現代心理学、教育心理学、メンタルヘルス論
実務経験のある教員による授業科目
/Course by professor with work experience
1実務経験のある教員による授業科目である。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
毎回、設問や課題を与えて回答してもらう。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
学生同士の話し合いやグループワークを行う。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
設問への回答や学生同士の話し合いなどでは、全ての知識と経験を総動員してもらうことになる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超