授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2022年度/Academic Year   前期/First
開講曜限/Class period 木/Thu 1 , 木/Thu 2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department システム理化学科化学生物システムコース
対象学年/Year 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 システム理化学科
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 物理化学C/Physical Chemistry C
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 飯森 俊文 (システム理化学科化学生物システムコース)
時間割コード/Registration Code J4110
連絡先/Contact 飯森 俊文(居室: H棟410号室; 内線:5767; Email: iimori@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 飯森 俊文(月曜日16:30ー18:30)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2022/02/28
授業のねらい
/Learning Objectives
化学は、物質の構造・物性・反応をミクロな原子・分子レベルで探求する学問である。ミクロな世界の基本原理は古典力学ではなく、量子力学の世界である。本講では、初等量子論の基本的な原理を講述する。 さらに、その応用として、光と原子・分子のミクロな相互作用である分子分光の基礎を講述する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.量子論の基本原理を理解する。(20%)
2.基本運動の量子論を理解する。(20%)
3.原子の構造とスペクトルを理解する。(20%)
4.分子の電子状態を理解する。(20%)
5.分子の対称性を理解する。(20%)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):22.5時間
量子論への導入
 第01回  量子力学の起源     (§7A)
 第02回  ミクロな系の力学   (§7B)
 第03回  量子論の原理       (§7C)
運動の量子論
 第04回  並進               (§8A)
 第05回  振動               (§8B)
 第06回  回転               (§8C)
原子の構造とスペクトル
 第07回  水素型原子         (§9A)
 第08回  多電子原子         (§9B)
 第09回  原子スペクトル     (§9C)
分子構造
 第10回  原子価結合法       (§10A)
 第11回  分子軌道法の原理   (§10B)
 第12回  等核二原子分子     (§10C)
 第13回  異核二原子分子     (§10D)
 第14回  多電子分子         (§10E)
 第15回  分子の対称         (§11)
定期試験
・(§7A)等は目安としての教科書の章番号を示す。
・新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
・各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。
教科書
/Required Text
アトキンス 物理化学(上)第10版 (東京化学同人) (ISBN:9784807909087)
参考書等
/Required Materials
マッカーリ・サイモン 物理化学(上)(東京化学同人) (ISBN:9784807905089)
アトキンス物理化学(下) Peter Atkins, Julio de Paula著 ; 中野元裕 [ほか] 訳  東京化学同人 2017(ISBN:9784807909094)
成績評価方法
/Grading Guidelines
定期試験により評価する。室蘭工業大学学部学生の試験に関する規則(平成16年度室工大規則第75号)第9条により、100点満点の定期試験で60点以上が合格である。5つの到達度目標とも、定期試験(計算問題、論述問題等)によって到達度を評価する。
新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
授業計画の進行は、内容の習熟度合い等により変更する場合がある。不合格の場合は再履修すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
講義内容への質問等は、随時大いに歓迎する.量子論は初学者にとって難解な学問であることが予想される.到達目標を達成するためには、講義で取り扱った内容の予習・復習だけでなく、それに関連するテキストの内容を自らすすんで学習することが必要である.
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
物理化学A、物理化学B
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
・本講義を効率良く理解するために、予習を行うこと.
・適宜演習課題を与えるので,講義内容を復習して各自課題に取り組むこと.
・講義時間が限られているため講義時間内に詳解できない箇所については、自主的に教科書を読み演習問題などで理解を確認すること.
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
該当なし
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
該当なし
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし