授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2022年度/Academic Year   後期/Second
開講曜限/Class period 火/Tue 5 , 火/Tue 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 創造工学科建築土木工学コース
対象学年/Year 3年 , 4年
授業科目区分/Category 教育課程 創造工学科
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 建築設備/Building Equipment
単位数/Number of Credits 2
担当教員名/Lecturer 桒原 浩平 (創造工学科建築土木工学コース)
時間割コード/Registration Code J3106
連絡先/Contact 桒原 浩平(Y705, 0143-46-5250, kuwabara@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 桒原 浩平(水曜日(Wednesday)12:55-14:25)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2022/02/28
授業のねらい
/Learning Objectives
建築環境工学では,地域の気候や風土に適応した快適な建物を計画するための建築的(パッシブな)手法について学んだ。しかし気象条件は変動するため,パッシブな手法だけで快適な環境にすることは難しい。建築設備では,機械や電気の力を用いた設備的(アクティブな)手法によって快適な室内環境を創造する具体的な手法を学んでもらうことを目的とする。各種設備の概要のみならず,消費エネルギー削減の技術や節水化技術についても学んでもらう。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1)省エネルギーの評価手法について説明できる。
2)空気調和の目的を説明できる。室内環境基準を説明できる。湿り空気線図より空気の状態を求めることができる。
3)加熱・加湿・混合の状態点を計算することができる。
4)冷暖房負荷を計算できる。
5)空気調和方式について説明できる。 省エネルギーについて説明できる。
6)熱源方式について説明できる。

7)熱源・熱搬送設備・室内ユニットについて説明できる。
9)給水方式,使用水量について説明できる。
10)給湯方式について説明できる。再生可能エネルギーについて説明できる。
11)敷地内外の排水方式について説明できる。
12)浄化槽,衛生器具設備について説明できる。
13)消火設備について説明できる。
14)受変電・幹線,動力,照明・コンセント設備について説明できる。
授業計画
/Course Schedule
第1回:建築設備計画(建築設備の種類とその必要性について)
第2回:空気調和設備①(空気の状態を知る)
第3回:空気調和設備②(空調への応用)
第4回:空気調和設備③(空調負荷の考え方)
第5回:空気調和設備④(空気調和方式)
第6回:空気調和設備⑤(熱源設備)
第7回:空気調和設備⑥(その他設備)
第8回:中間試験
第9回:給排水衛生設備①(給水設備)
第10回:給排水衛生設備②(給湯設備)
第11回:給排水衛生設備③(排水設備)
第12回:給排水衛生設備④(衛生設備)
第13回:給排水衛生設備⑤(消火設備)
第14回:電気設備(受変電,動力・コンセント設備)
第15回:学内設備見学
期末試験

総授業時間数(実時間):22.5時間
各回の学修時間の目安は、事前・事後合わせて4時間必要です。

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
教科書
/Required Text
初学者の建築講座 建築設備(第四版)(大塚雅之著、市ケ谷出版社 2020)(ISBN:9784870711174)
参考書等
/Required Materials
図説やさしい建築設備 伏見建著, 朴賛弼著  学芸出版社 2017(ISBN:9784761526658)
図解建築設備 武田仁著  森北出版 2003(ISBN:9784627580817)
図説建築設備 芳村惠司, 宇野朋子編著 ; 田邊陽一 [ほか] 著  学芸出版社 2017図説建築設備 芳村惠司, 宇野朋子編著 ; 田邊陽一 [ほか] 著  学芸出版社 2016(ISBN:9784761526283)
徹底マスター空気線図の読み方・使い方 空気調和・衛生工学会編  オーム社 2019(ISBN:9784274224430)
教科書・参考書に関する備考 講義資料は毎回配布する。
関数電卓と定規を用意すること。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・定期試験:中間試験と期末試験を行う。
・合格基準:定期試験の平均点が100点満点で60点以上の者を合格とする。
・出席率(=出席回数/授業回数)80%以上が必要(未満の場合は、非履修とみなす)。
・演習およびレポート:1~2回のレポートの提出を求める。また随時、授業中に演習を行う。
・評価方法:授業中に随時演習を行うが、これは成績に反映しない。レポート点(10~20%)、定期試験(80~90%)として評価する。
・不合格者の取り扱い:再試験は1回だけ行う。60点以上を合格とする。再試験合格者は点数によらず60点「可」として認定する。

1)中間試験:文章の正誤問題,語彙問題
2)中間試験:文章の正誤問題,図の読み取り,計算
3)中間試験,レポート:図の読み取り,計算
4)レポート:計算
5)中間試験:文章の正誤問題,語彙問題
6)中間試験:文章の正誤問題,論述
7)中間試験:文章の正誤問題,論述

9)期末試験:文章の正誤問題,図の読み取り,計算
10)期末試験:文章の正誤問題,計算,論述
11)期末試験:文章の正誤問題,計算
12)期末試験:文章の正誤問題,計算
13)期末試験:文章の正誤問題
14)期末試験:文章の正誤問題,計算
9)~14)については,一部レポートになる可能性がある

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
①講義時間の変更や緊急時の連絡は講義中またはMoodleで通知をする。
②再試験でも不合格者となった者は再履修すること。
③講義開始時又は終了時の確認問題で毎回出席をとる。
④遅刻2回につき、欠席1回としてカウントする。
⑤公的理由があって遅刻、欠席をする場合には、事前連絡をすること。
⑥質問、意見があれば、教員に遠慮無く伝えること。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
空間の環境、建築環境工学Ⅰ、建築環境工学Ⅱ、寒地建築環境工学、都市マネジメント
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 建築設備計画(建築設備の種類とその必要性について) 事前学修:第1章を読む
事後学修:第1章確認問題を解く
2 第2回 空気調和設備①(空気の状態を知る) 事前学修:3.1~3.3.2を読む
事後学修:空気線図の復習
3 第3回 空気調和設備②(空調への応用) 事前学修:3.3.3~3.3.4を読む
事後学修:加熱・加湿・冷却・混合計算のレポート作成
4 第4回 空気調和設備③(空調負荷の考え方) 事前学修:3.4を読む
事後学修:暖房負荷計算のレポート作成
5 第5回 空気調和設備④(空気調和方式) 事前学修:3.5を読む
事後学修:周りの空気調和方式を調べる
6 第6回 空気調和設備⑤(熱源設備) 事前学修:3.6を読む
事後学修:冷凍サイクルの復習
7 第7回 空気調和設備⑥(その他設備) 事前学修:3.7~3.8を読む
事後学修:試験勉強
8 第8回 中間試験 事前学修:試験勉強
事後学修:試験振り返り
9 第9回 給排水衛生設備①(給水設備) 事前学修:2.1~2.2を読む
事後学修:給水計算の復習
10 第10回 給排水衛生設備②(給湯設備) 事前学修:2.3を読む
事後学修:給湯方式の復習,2.4を読む
11 第11回 給排水衛生設備③(排水設備) 事前学修:2.5を読む
事後学修:排水・通気設備の仕組みを復習する
12 第12回 給排水衛生設備④(衛生設備等) 事前学修:2.6~2.7を読む
事後学修:浄化槽の仕組みを復習する
13 第13回 電気設備①(受変電設備) 事前学修:2.8を読む
事後学修:2章確認問題を解く
14 第14回 電気設備②(動力・コンセント設備) 事前学修:4.1~4.5,4.7を読む
事後学修:照明計算の復習
15 第15回 学内設備見学 事前学修:これまでの内容を復習する
事後学修:試験勉強
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
内容を復習するために毎回演習問題を解く。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
学内設備見学を実施することにより、講義内容が実際に適用されているかを調査、確認ができる機会を設ける。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
建築環境工学I,IIで学んだパッシブデザインを理解した上で建築設備を学ぶとより理解が深まる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%