開講学期/Course Start | 2021年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 7,水/Wed 8 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 環境創生工学系専攻公共システム工学コース |
対象学年/Year | 1年,2年 |
授業科目区分/Category | 博士前期課程 大学院自専攻科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 科学技術社会論 |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 松本ますみ,吉田 省子 |
時間割コード/Registration Code | MP124 |
連絡先/Contact | 松本ますみ(Q509 0143-46-5817, m-matsumoto@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 松本ますみ(オフィスアワー 火曜日5.6限) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2021/02/12 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
本授業は科学・技術と社会の相互作用に関心を持つ大学院生に開かれている.授業の狙いは二つある.先ずは,科学史の視点から現代の科学技術の展開の様相を概観する.次いで,エマージングテクノロジーを含む科学技術に由来するリスク問題を考える時には、科学的だけではなく社会的および個人的な評価軸も必要だということを理解することである.キーワードは5つ,科学史,3つの評価軸(科学,社会,個人),パブリックエンゲージメント(あるいは共創),リスクガバナンスとリスクコミュニケーションである. |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
第二クオーターで、関連文献を読んで理解し口頭発表できるようになる. |
授業計画 /Course Schedule |
22.5 時間 第1クオーター 1週目 導入、授業の進め方の説明: 講義 1 : ハザードとリスクとリスクコミュニケーション(大づかみで) ワーク:個人的にでくわしたリスク問題を紹介しあう 2週目 講義 2:トランスサイエンスあるいはポストノーマルサイエンス ~歴史的視点:リスクコミュニケーションのルーツと原子力発電所建設~ ワーク:リスク問題を探してみよう(1)ピックアップ 3週目 講義 3:現代科学の展開と科学の社会学の誕生について ワーク:リスク問題を探してみよう(2)マッピング 4週目 講義 4:技術の社会学について ワーク:セミナー文献紹介(教員)と分担決め(受講生&教員) 5週目 講義 5:萌芽的科学技術とELSI的取組と市民(1) ~技術的ソリューションだけでは解決しえない事態に再直面~ ワーク:事例紹介(1)とそれに対する受講生の応答(ライティング) 6週目 講義 6:萌芽的科学技術とELSI的取組と市民(2) ~事例紹介(2)~ ワーク:ライティング(1)に対する講評とライティング(2) 7週目 講義 7:食品安全行政:リスクコミュニケーションの曖昧さ ~リスク認知ギャップへの向き合い方:3軸(科学,社会,個人)~ ワーク:ライティング(2)に対する講評 8週目 講義 8:第1クオーターのまとめ:イノベーションとリスクガバナンス ~IRGC国際リスクガバナンス協会のフレーム~ ワーク:第2クオーターでの報告者の確認,および報告の仕方のデモンストレーション 第2クオーター 1週目 分担1 文献A 2週目 分担2 文献B 3週目 分担3 文献A 4週目 分担4 文献B 5週目 分担5 文献A 6週目 分担6 文献B 7週目 考察 |
参考書等 /Required Materials |
藤垣祐子編『科学技術社会論の技法』,東京大学出版会,2005年(ISBN:9784130032049)
小林傳司『トランス・サイエンスの時代』,NTT出版,2007年(ISBN:9784757160187) J.Ravetz,『ラベッツ博士の科学論』,こぶし書房,2010年(ISBN:9784875592532) 杉山滋郎『軍事研究の戦後史』ミネルヴァ書房,2017(ISBN:9784623078622) 『岩波講座 現代』, 第2巻「ポスト冷戦時代の科学/技術」岩波書店,2017年(ISBN:9784000113823) |
教科書・参考書に関する備考 |
必要な資料は配布する予定です. IRGCのHP https://www.irgc.org/ |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
リーディングでの報告(プレゼンテーション)をもって成績を評価する.60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 /Notices |
この授業は主に日本語で行うがReadingの発表は英語でもよい 4月中はzoomでリモート講義を行いますが,5月からは状況を見ながらではありますが,対面講義にする予定です. |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
科学に基づいたリスク分析(リスク評価・リスク管理・リスクコミュニケーション)は科学政策においては必須であるが、リスクコミュニケーションを一方的な説得だと見なしてしまうと、リスクガバナンスで失敗する。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
調査・分析・再構成能力 I |
備考 /Notes |
この授業は日本語で行う(英語での要約は付ける) |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |