授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2021年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 水/Wed 3,水/Wed 4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department システム理化学科化学生物システムコース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 システム理化学科
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 分子生物学A(前半8週)
単位数/Number of Credits 1.0
担当教員名/Lecturer 安居光國
時間割コード/Registration Code J4123
連絡先/Contact 安居光國(U305 5748
yasui@mmm.muroran-it.ac.jp )
オフィスアワー/Office hours 安居光國(前期
火曜 12:30-13:30 木曜 10:30-12:00
後期
月曜 16:30-17:00 木曜 10:30-12:00)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2021/03/05
授業のねらい
/Learning Objectives
遺伝子の本体であるDNAの構造と機能は分子生物学の基本である。この講義ではDNAからゲノムまで、構造から機能、制御まで、原核生物から真核生物まで、遺伝情報の流れに基づいた分子生物学の理解を目指す。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1. 分子生物学の歴史的知識を獲得する。10%
2. DNAの基本構造を理解する。20%
3. 複製,転写,翻訳の仕組みを理解する。60%
4. 遺伝情報の流れを理解する。10%
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):12時間

第1週 遺伝子の本体、歴史的背景
 高校生物では遺伝子分野では何をどのていど学ぶのかを解説し、遺伝子工学の基礎レベルの確認をする。
 とくに遺伝子に関する歴史的に重要な研究・実験の解説をし、そこから何が明らかになったかを知る。
第2週 核酸の成分と構成(4.1)DNAとRNAの構造(4.2)核酸の性質(4.3)
    ヌクレオチドとその他の機能(4.4)
 DNAの二重らせん構造およびDNA、RNAの高次構造の多様性および構造を理解する。
   DNAを物質として扱うための化学的な性質および測定方法を理解する。
    (生化学Aの復習と発展)
第3週    分子生物学のセントラルドグマ(14.1)
 遺伝子の基本概念であるセントラルドグマを理解する。
第4週 DNAの複製と修復(14.3)
第5週  DNAの転写 (14.4)
第6週  翻訳 (14.4)
第7週  変異(14.3,4) 
第8週  真核生物,原核生物,ウイルスの違い,最終試験

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
教科書
/Required Text
生化学(西川一八、清水光弘共編、オーム社 2008)
参考書等
/Required Materials
・ヴォート基礎生化学(D.Voet、 J.G.Voet、 C.W.Pratt著 ; 田宮信雄 [ほか] 訳、東京化学同人 2010)
・分子遺伝学の基礎(Paul Berg、 Maxine Singer[著] ; 岡山博人監訳 ; 永田昭久[ほか]訳、東京化学同人 1994)
・ノーベル賞からみた遺伝子の分子生物学入門(石田寅夫著、化学同人 1998)
・ワトソン遺伝子の分子生物学(James D.Watson [ほか] 著 ; 滋賀陽子、 中塚公子、 宮下悦子訳、東京電機大学出版局 2010)
・とことんやさしいヒト遺伝子のしくみ : 体型も性格も運動能力も病気のかかりやすさも左右する(生田哲著、SBクリエイティブ 2014)
成績評価方法
/Grading Guidelines
到達度目標1、2、3、4のいずれも,小テストおよび最終試験で評価する。
小テスト 80点(2,3,4,5,6,7週) 最終試験 20点(第8週後半)
100点満点において60点以上を合格とする
新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
英語を語源とした専門用語を多く扱いますので、辞書が理解に役立ちます。
授業中に質問を多くしますので、積極的に参加してください。
新しい授業形態を試行します。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
生化学A、生化学B,分子生物学B
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
翌週の授業範囲,授業目的を通知し(シラバスより詳細)小テストに備えさせる。また授業開始時にも概要,達成度目的を示し,授業を受けるにあたり目標を意識し,主体的な学修を促す
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
1.教員が教科書の内容を教授する前にグループによる小テストに取り組む。スマホ等による調査を認める。2.相互小テストの解説をする。3.関連項目を学ぶ。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
重要事項または発展的な内容について,単純な記憶を求めない。授業で得た知識を使って,関連性,根拠,理由等を協同的に議論する。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%