授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2021年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 他/Oth.
授業区分/Regular or Intensive 集中講義
対象学科/Department 創造工学科建築土木工学コース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 創造工学科
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 建築環境工学Ⅱ
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 福島明(非常勤講師)
[窓口教員:濱 幸雄]
時間割コード/Registration Code J3105
連絡先/Contact 濱 幸雄
オフィスアワー/Office hours 濱 幸雄
実務経験/Work experience 濱 幸雄(総合非鉄金属メーカーにおいて建築設計、施工管理、研究開発経験を有する)
更新日/Date of renewal 2021/03/05
授業のねらい
/Learning Objectives
快適かつ安全な環境を構築する目的から、建築環境の基本要素である熱、湿気、空気、音、光の基本的な性状を理解する。次に、これら環境要素の解析・予測手法を理解し、併せて、生理的・心理的影響を考慮した評価法を理解・習得を目指す。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1)熱伝達のメカニズムを理解し、伝熱の三形態に関する計算手法を習得すること。
2)建築における定常熱伝導計算の意義を理解し、その計算法を習得すること。
3)建築における湿度調整の必要性を理解し、結露の発生しやすい箇所と、その対策に関する知識を有し、その根拠を理解すること。
4)建築における換気の必要性を理解し、その計算法を習得すること。
5)外界気象と生活行動が室内環境に及ぼす影響を理解すること。
6)建築音響、建築照明の基本的な用語やルールを理解すること。
7)音や光の性質を理解し、音や光を数値化して扱うことができる。
8)隣り合う室の間の騒音防止対策を行うことができる。
9)必要照度に応じた簡単な採光計画を行うことができる。
授業計画
/Course Schedule
総時間数 22.5時間
第1回:建築の伝熱①(伝熱の三形態、熱伝導、熱伝導率と断熱性)
第2回:建築の伝熱②(対流熱伝達、放射熱伝達、壁体の熱貫流)
第3回:建築の伝熱③(室の熱収支、外皮熱損失係数)
第4回:建築の湿気①(湿気の重要性と結露)
第5回:建築の換気①(換気の意義と種類)
第6回:建築の換気②(圧力差分布と流量係数)
第7回:自宅の温湿度環境実測(温湿度変動と生活行動)
第8回:建築の音響①(振動と音の物理)
第9回:建築の音響②(吸音と遮音)
第10回:建築の音響③(騒音評価)
第11回:建築の音響④(室内音響計画)
第12回:建築の照明①(視環境と光環境、測光量と単位)
第13回:建築の照明②(採光照明の計画条件)
第14回:建築の照明③(照度の計算)
第15回:最新研究事例の紹介と演習
定期試験
新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
参考書等
/Required Materials
資料は適宜配布する。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・合格基準:100点満点で60点以上を合格とする。
・出席率(=出席回数/授業回数)80%以上が必要(未満の場合は、非履修とみなす)。
・演習およびレポート:レポートの提出を数回求める。また随時、授業中に演習を行う。
・評価方法:小テストは行わない。授業中に随時演習を行うが、これは成績に反映しない。レポート点(30%)、定期試験(70%)として評価する。
・不合格者の取り扱い:再試験は行わない。しかし、最終学年の履修生に限り、当該年度における後期終了時の不足単位が卒業論文8単位を除き3科目8単位以内の場合には、1度だけ再試験を実施する。再試験のみを評価対象とし60点以上を合格とする。再試験合格者は点数によらず「可」として認定する。

1)定期試験:計算
2)定期試験:計算 
3)定期試験とレポート:論述
4)定期試験:計算、論述
5)レポート:計算、論述
6)定期試験:計算、論述
7)定期試験:計算
8)定期試験:計算、論述
9)定期試験:計算、論述
新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
①講義時間の変更や緊急時の連絡は講義中または掲示板で通知をする。
②上述したとおり、要件を満たしていない場合は再試験は行わない。不合格者は再履修すること。
③講義開始時に毎回出席をとる。
④遅刻2回につき、欠席1回としてカウントする。
⑤公的理由があって遅刻、欠席をする場合には、事前連絡をすること。
⑥講義中に飲み物を飲むことは認める。
⑦質問、意見があれば、教員に遠慮無く伝えること。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学生便覧「学習目標と授業科目との関係表」参照
関連科目
/Related course
空間の環境、建築環境工学Ⅰ、寒地建築環境工学、建築設備、都市マネジメント
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
復習するための演習を配布する。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
グループごとに小型温湿度測定機を配布し、自宅の温湿度変動を測定する。授業内容との対応を実際に考察する機会を設ける。
スマートフォンで利用可能な無料アプリを用いて建築環境に関する物理量を測定し、変化を数値とともに体感することにより、理解を促進させる。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
内容の理解において建築環境工学Ⅰの知識が必須である。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%