授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 水/Wed 7,水/Wed 8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 全学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教職課程 教職に関する科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 学習・発達論/Development theory of study
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 前田 潤,今野 博信
時間割コード/Registration Code T6713
連絡先/Contact 前田 潤(前田潤:maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 前田 潤(前田潤:(水)13:00−14:00)
実務経験/Work experience 前田 潤(医療、教育機関で精神疾患、その他身体疾患患者、小中高生、保護者教員への心理学的専門知識・技能の提供を行う経験を有する)
更新日/Date of renewal 2020/06/29
授業のねらい
/Learning Objectives
個人としての心身面の発達に加え、近年では個人間での社会的な能力の獲得が課題視されている。
本講義では、幼児期から青年期にいたる対人関係づくりの課題について、発達障害と関連させて理解を深める。さらに発達障害が学校・地域社会・家庭等で受けとめられている現状から、学習や発達に期待されている教育的な意義についても検討する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.心身の障害の発生と発達過程についての理解を深る。
2.具体的な事例から障害と不適応の発生と発達過程及び対人特性について理解する。
3.心身の障害の具体的事例に対する対応の糸口を見いだすことが出来るようになる。
授業計画
/Course Schedule
1.対人関係での課題(3週)
①社会性とは何か?発達障害とは何か?
②関連領域と発達障害の位置づけ
③DSM-IVや特別支援教育など医療や教育での特別な対応の変遷
2.発達障害についての理解(6週)
④学習障害LDとは何か
⑤LDへの対応の具体例
⑥注意欠陥/多動性障害AD/HDとは何か
⑦AD/HDへの対応の具体例
⑧広汎性発達障害PDDとは何か
⑨PDDへの対応の具体例

3.発達障害と対人関係(3週)
⑩発達障害児の能力を引き出す工夫
⑪発達障害児と養育者や支援者との関係づくり
⑫発達障害児(者)をめぐる対人関係の諸相

4.社会との接点(3週)
⑬教育場面での発達障害の処遇事例(学習への期待)
⑭非行や犯罪と発達障害との関連事例(発達の課題)
⑮発達障害と共にある社会の展望(まとめ)
総時間22.5時間

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
参考書等
/Required Materials
発達障害児の心と行動 太田昌孝編著 放送大学教育振興会 2002(ISBN:4595113951)
教科書・参考書に関する備考 [教科書]
特定の教科書は使用しないが、必要な場合プリント等を配布する。

[参考書]
本学に発達及び障害に関する書籍が多く所蔵されており、例えば次のような書籍が参考となる。
発達障害児の心と行動 /太田昌孝編著/ 放送大学教育振興会 , 2002:2200円

[備 考]
成績評価方法
/Grading Guidelines
達成度目標1から3について、受講者の意見発表2割、授業毎の小レポート3割、レポート5割として評価する。100点満点中60点以上を合格とする。なお不合格の場合は再履修とする。

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
教育心理学、教職原理はもちろんであるが、教職科目ではない現代心理学も受講していることが望ましい。
4回以上欠席の場合、不合格となる。不合格となったいずれの場合においても再履修となる。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
自閉症等の広汎性発達障害に加えて、近年、AD/HDや学習障害など、より身近な障害の理解と対応が求められてきている。こうした障害を通じて、学生諸君がごく当たり前と考えてきた人間の能力について考えを巡らせ、人間存在の幅広さを実感してもらいたい。講義ではロールプレイなどの要素を大事にしたいので、履修学生には積極的な参加や発言を求めたい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
本講義は、科学技術の受益者或いは運用者としての人間の特性を認知面から理解することを促進することを目標としている。
<JABEEの学習・教育目標との関連>
該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
関連科目
/Related course
現代心理学、認知心理学及び教育心理学、教育相談などの教職関連科目がある。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
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