授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 他/Oth.
授業区分/Regular or Intensive 集中講義
対象学科/Department 全学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 副専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 演習科目
授業科目名/Course Title 社会学/Sociology
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 清末 愛砂,平川 全機
時間割コード/Registration Code T6704
連絡先/Contact 清末 愛砂(メール:akiyosue@mmm.muroran-it.ac.jp、居室:Q510
mail: akiyosue@mmm.muroran-it.ac.jp, Room: Q510)
オフィスアワー/Office hours 清末 愛砂(水曜日:15:00-16:00 事前に必ずアポをとってください。
Wednesday, from 15:00 am to 16:00 am, please make an appointment in advance.)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2020/08/21
授業のねらい
/Learning Objectives
社会学の対象範囲は幅広いが、本授業では、環境問題を社会的事象として分析する環境社会学を取り上げる。本授業のねらいは、環境問題を社会の仕組みの問題として考える環境社会学の視点を理解し、その視点から、環境問題を解決するために必要なことを考えることにある。そのために必要な環境社会学の基礎的な理論を学ぶ。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.環境社会学の基礎的な理論を理解する。(理解力)
2.環境社会学の基礎的な理論を使って具体的な事例を解釈できる。(解釈力)
3.上記2点について、自分の言葉で論述できる。(論述力)

授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):22.5時間

1. ガイダンス
2. 自然を守るとは(1)人と自然の相互作用
3. 自然を守るとは(2) 環境保護の歴史
4. 自然を守るとは(3)伝統的生態学的知識
5. 自然をめぐる社会的承認(1)コモンズ
6. 自然をめぐる社会的承認(2)海をめぐる紛争
7. 自然をめぐる社会的承認(3)所有論の現在
8. 環境問題の「被害」と「加害」(1)水俣病
9. 環境問題の「被害」と「加害」(2)被害構造論
10. 環境問題の「被害」と「加害」(3)リスクの分配と公正性
11. 環境問題の解決にむけて(1)公共事業を考える
12. 環境問題の解決にむけて(2)縮小社会における取り組み
13. 環境問題の解決にむけて(3)環境保全と市民参加
14. 環境問題の解決にむけて(4)新しい公共
15. まとめ


新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
参考書等
/Required Materials
歩く、見る、聞く 人びとの自然再生 宮内泰介著 岩波書店 2017(ISBN:9784004316473)
よくわかる環境社会学 鳥越皓之, 帯谷博明編著 ミネルヴァ書房 2009(ISBN:9784623053247)
環境の社会学 関礼子 [ほか] 著 有斐閣 2009(ISBN:9784641123854)
教科書・参考書に関する備考 特定の教科書は使用しない。授業の際に必要な資料は適時配布する。その他の参考書は授業時間内に紹介する。
成績評価方法
/Grading Guidelines
到達度目標すべてにおいて、授業時間内に課す小課題などの平常点(45%)と期末レポート(55%)で評価し、合計100点満点中60点以上を合格とする。
なお期末レポートの提出のない者、規定の出席回数(2/3以上)に満たない者の評価は行なわない。


新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
(1)小課題やグループディスカッションを取り入れた講義であることを理解した上で受講すること。漠然と講義を聞くだけではなく、自ら考え発言する積極性が求められる。
(2)授業内容に関する質問は、授業中や授業前後の教室で受け付ける。 小課題内にも記入欄を設けるので適宜記入すること。
(3)授業冒頭で映像資料等を用いるため、遅刻に関しては厳しく対処する。

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業実施方法は変更する可能性があります。(グループディスカッションを行わない可能性があります。)
教員メッセージ
/Message from Lecturer
「環境問題」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。森林破壊?地球温暖化?「公害の原点」と呼ばれる70年近く前から始まった水俣病は、環境の問題は社会の問題であることを浮き彫りにした。では、環境問題を解決し、自然や環境を守っていく社会はどのようにしてつくることができるのだろうか。この授業は、講義だけではなく、映像や新聞記事などの資料を用いて、自然や環境をめぐるさまざまな問題を社会の仕組みと絡めて見ていく。自らの考えを整理したり、お互いに議論を行いながら、自然や環境に対する視野を広げ、理解を深めたい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学習・教育目標との対応
建築社会基盤系学科土木工学コース:
〇(B) 良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身を形成する(人間性)
〇(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたって豊かな能力を身につける(将来能力)
機械航空創造系学科 機械システム工学コース: (A) 多面的考察力の修得
機械航空創造系学科 航空宇宙システム工学コース: (D)(E)(F) 語学力一般教養の修得
機械航空創造系学科 材料工学コース: (A) 多面的思考能力の修得
応用理化学系学科 応用化学コース・バイオシステムコース: 対応なし
応用理化学系学科 応用物理コース: (A) 科学技術倫理・多面的思考能力の修得
情報電子工学系学科電気電子工学コース・情報通信システム工学コース:
(H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する
情報電子工学系学科 情報システム学コース・コンピュータ知能学コース:
(人) [社会的視点] 社会的・国際的視点に立って考える能力を身につける

JABEE基準
1(1)(a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
1(1)(b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
1(1)(f) のうち、日本語による論理的な記述力
関連科目
/Related course
現代の社会A
現代の社会B
社会学概論
備考
/Notes
授業内容・計画は受講生の理解や関心などによって変更することがある。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
講義内容の理解には現実の環境問題への理解が不可欠である。関連する日々のニュースや新聞記事などを自主的に参照すること。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
授業内でグループディスカッションを行う。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
グループディスカッションには具体的な問題の解決策を探究することも含まれる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%