授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 月/Mon 7,月/Mon 8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 応用理化学系学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 技術者倫理(応化)/Engineering Ethics
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 高野英明,安居光國,飯森俊文
時間割コード/Registration Code C3701
連絡先/Contact 飯森俊文(居室: H棟410号室; 内線:5767; Email: iimori@mmm.muroran-it.ac.jp)
高野英明(居室:教育・研究2号館Q棟Q205室,
Tel: 0413-46-5617,
E-mail: takano@mmm.muroran-it.ac.jp)
安居光國(U305 5748
yasui@mmm.muroran-it.ac.jp )
オフィスアワー/Office hours 飯森俊文(月曜日16:30ー18:30)
高野英明(火曜日16:00-18:00 (居室にいるときは対応可能です))
安居光國(前期
火曜 12:30-13:30 木曜 10:30-12:00
後期
月曜 16:30-17:00 木曜 10:30-12:00)
実務経験/Work experience

更新日/Date of renewal 2020/08/21
授業のねらい
/Learning Objectives
技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術 者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発 表などを総合して技術者倫理を修得する。なお,技術者倫理には広い意味で研究者倫理を含める。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果を認識し、技術者の専門職としての責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)30%
2.多岐にわたる分野にかかわる技術者倫理を総合的に理解することができる。【専門性と総合性】(知識・理解)20%
3.技術や技術者がかかわる倫理的な問題について,その解決をするために重視すべき価値や技術者としての態度を,個人はもとよりグループで認識することができる。【価値の多様性】(価値・態度) 20%
4.技術や技術者がかかわる倫理的な問題に対し、倫理的手法を用いて解決する道筋を選択することができる。【判断力・問題解決能力】(能力・スキル)30%
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数:22.5時間
月曜7,8時限
10/05 1週目 シラバスの説明、技術者,技術者倫理とはなにか
10/12 2週目 事例研究化学系
10/19 3週目 倫理とは(外部講師)
10/26 4週目 リスク、ヒューマンエラー
11/02 5週目 事例研究 生命系
11/09 6週目 企業倫理とは何か(外部講師)
11/16 7週目 内部告発,グループ討論
11/26 8週目 事例研究法
11/30 9週目 グループ討論1
12/07 10週目 発表会
12/14 11週目 事例概要
12/21 12週目 グループ討論2
01/06 13週目 グループ討論3
01/18 14週目 発表会1
01/25 15週目 発表会2
16週目 定期試験

*外部講師の都合で開講週が変更になることがあります。
*本授業では,技術者倫理と研究者倫理は個別に扱うものではなく,多くの事項は共有するものとして取り扱う。例:環境・生命への配慮,安全保障への対応,ガイドライン・倫理規定
*授業前に教科書の該当する章を読み,あらかじめ理解をすること。
*授業時間外では,社会情勢の情報を得る努力,学修する事例の背景調査,グループ内での討論など,自己学修をするように努力すること。
*講師の都合で授業順番が変わることがあります。

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
教科書
/Required Text
オムニバス技術者倫理 2版(ISBN:9784320071964)
参考書等
/Required Materials
新しい時代の技術者倫理 (放送大学教材) 札野順著 放送大学教育振興会(ISBN:9784595315701)
中村収三「技術者による実践的工学倫理」化学同人(ISBN:9784759815573)
杉本泰治,高木重厚「大学講義 技術者の倫理 入門 第5版」丸善(ISBN:9784621300169)
はじめて学ぶ技術倫理の教科書 今道友信, 札野順編 丸善(ISBN:784621079867)
佐伯昇/杉本泰治「技術倫理 日本の事例から学ぶ」丸善(ISBN:9784621077511)
誇り高い技術者になろう : 工学倫理ノススメ 黒田光太郎, 戸田山和久, 伊勢田哲治編 名古屋大学出版会(ISBN:9784815807061)
教科書・参考書に関する備考 講義中にプリント類を配布する。
本学附属図書館に関連書籍およびビデオが多数有ります。
成績評価方法
/Grading Guidelines
レポート40%,グループ討論および発表40%および定期試験20%を総合して評価する。 100点満点で60%以上を合格とする。
毎回の出席の確認をし、グループ作業に影響が出る欠席は、評価に影響を与える。
出席不良のものは授業参加を認めない上で不可とする。

目標1について:レポート(授業に関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。
目標2について:レポート(授業に関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。
目標3について:グループ討論(討論成果物および参加意識)および発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価)により評価する。
目標4について:グループ討論(討論成果物および参加意識),発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価)、および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。

レポート グループ活動 試験  配分
目標1 25%      5%  30%
目標2 15%      5%  20%
目標3  20%     20%
目標4  20%   10%   30%
計   40%  40%   20%   100%

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
・ 当該系学科の学生に限る。
・ インターネット、パソコンの基本技術が必要です。
・ 履修には出席率(=出席回数/講義回数)80%以上が必要。
・ 不合格または出席率80%未満の者は来年度以降に再履修とする。
・ 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。
・ 再試験は行わない。不合格者は再履修とする。
・ 授業は1クラス制(大教室)と複数クラス制(中教室)で実施しますので,毎時間の教室の確認のこと。  
教員メッセージ
/Message from Lecturer
講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。
授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は、応用化学・生物工学プログラムの学習・教育到達目標の、(D):次世代の科学技術者にふさわしい自律した倫理観を身につけ、倫理的な判断ができる、(G):新規の知識と既に有している知識を統合し、計画・実施するための手法を理解し実践する能力を修得する、に対応している。
JABEE学習・教育目標1(b):技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解、(e):種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力、(h):与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力、に対応している。
関連科目
/Related course
知的財産所有権論
安全管理工学
プレゼンテーション技法
実務経験のある教員による授業科目
/Course by professor with work experience
2.企業等から講師を招いて指導を行う科目
備考
/Notes
外部講師紹介
 崔 昌鳳(チェ チャンボン)(北海道大学文学研究院)
 須藤 亜紀(大塚製薬株式会社)
 河合 秀樹(室蘭工大 もの創造系領域 教授)
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
講義形式授業では毎週レポートを課す。
事例調査について十分な自己学習を行い講義に臨むこと。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
事例調査,討論,発表はグループで協働的に取り組む。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
事例研究では,これまでに学んできた各種科目および異分野科目の知識を総合し,倫理的な行動案の提案が求められる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%