授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 木/Thu 1,木/Thu 2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 応用理化学系学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 応用光学/Applied Optics
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 矢野隆治
時間割コード/Registration Code B3319
連絡先/Contact 矢野隆治(6号棟 K202  電話:5613
メール:ryie1(@)mmm.muroran-it.ac.jp (@)を@にかえる)
オフィスアワー/Office hours 矢野隆治(火曜日 16:00~17:00)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2020/04/15
授業のねらい
/Learning Objectives
電磁気学的扱いにより、光の性質、物質の光学意的性質の理解を深める。
光の波としての性質を、まず理解する。その後Maxwell方程式を復習し、電磁波の基本的な性質を理解する。さらに、電磁気学の範囲で、物質の光学的性質を理解する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1 光学に関する一般的な基礎知識を習得する.(知識力)
2 光の波動としての性質、電磁波としての性質を理解する.(理解力)
3 干渉・回折に関する簡単な計算ができる.(計算力)
4 物質の光学的性質を、電磁気学の立場から理解する(理解力)
授業計画
/Course Schedule
講義時間 1.5時間/週x15週=22.5時間

講義テキストは、Moodleにあります
Moodle 「応用理化学系学科 応用物理コース 応用光学2020」に、詳細な記述のテキスト、および簡略に描いたテキストの、2つを挙げています。

講義の予定(数字は、PDF「応用光学 簡単な説明2020 0401」のページ数)
 ほぼ毎回、講義の理解を自己診断する小テストがあります。
 光学そのものの理解をするために、各自実施してください。提出の必要はありません。

ページ数は、詳細に記述した講義テキストのページです。
詳細を省き概略を書いた、応用光学 簡単説明 も参考にしてください。

  週 ページ数  主な内容      
第1週 1~12     幾何光学 光波の干渉
第2週 13~26    回折格子 ベクトル解析  
第3週 27~40    Maxwell方程式    
第4週 41~50    波動方程式 位相速度 群速度  
第6週 51~61    電磁波は横波 Poynting ベクトル  
第7週 61~69    電磁波のエネルギーの流れと損失                   
第8週 70~78    光の偏向特性 直線および円偏向 波数kと周波数ωとの関係
第9週 79~88    σ≠0でのMaxwell方程式 その他
第10週 89~107  境界面での光の反射 物質の光学的性質概論
第11週 108~127 電子振動子模型 ドルーデ模型
第12週 128~141 プラズマ振動
第13週 142~155 電磁波の結晶伝播  
第14週 156~171 複屈折 レート方程式          
第15週 定期試験  以下の3つのうちのいずれかで行う予定
    1)大学の講義室で実施 60分
     持ち込みは、一切認めない
    2)または、Moodleで試験問題を開示し、試験60分行う。
      その後30分以内に、メールで教官まで提出     
    3)定期試験が実施できない場合、レポート試験(メールで教官まで送信)とする
      レポート問題は、13週、ないしは14週にMoodleで配布する
      レポート提出締め切りは、16週の日の12:00の予定

  ただし、新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、
  学生への十分な周知のもと、試験方法は上記と異なる方法をとる可能性もあります。
参考書等
/Required Materials
小出昭一郎 「物理学」4章 裳華房 (ISBN:4785320745)
砂川重信 電磁気学の考え方 岩波書店(ISBN:4000078925)
教科書・参考書に関する備考 Moodle 「応用理化学系学科 応用物理コース 応用光学2020」に、詳細な記述のテキスト、および簡略に描いたテキストの、2つを挙げています。

なお、詳細テキストの最後に書かれている「局所電場補正」と「クラマース-クロニッヒの関係式」は、授業では扱いません。興味のある学生の自主的な勉強を期待しています。
成績評価方法
/Grading Guidelines
定期試験(100点満点)により、合否を決める。
100点満点中60点以上を合格とする。

各到達度目標の評価方法は、次のように行なう。
目標1~4.期末試験において計算問題を出し達成度を評価する。
なお、計算問題は、問題の正しい把握と論理的思考によって、
正しい答えが得られるように作成してあるため、知識力、理解力、および計算力を
問う事になる。

履修上の注意
/Notices
再試験は行。なお、定期試験当日に試験を受けられなかった場合は、
その事情を考慮する場合がある。
不合格の場合は、再履修する事。

電磁気学Bの講義の後半部分(Maxwell方程式の関連した項目)をあらかじめ復習していると、講義の理解に役立ちます。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は、応用物理コースの学習・教育目標の(F)応用物理専門能力に対応する。
この授業の単位修得は、JABEE基準の(d)(2a)に対応する。
関連科目
/Related course
2年次後期開講の「電磁気学」(必修)を履修・理解していることが望ましい.
Maxwellの方程式を理解している事が望ましい。
3年次後期開講の「レーザー工学」(選択)および「光デバイス」(選択)を履修予定の学生は,この講義の単位を修得していることが望ましい.
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
講義内容の理解度を確認する小テストを、4回程度おこなう
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
該当なし
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
該当なし
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし