授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 火/Tue 7,火/Tue 8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 航空宇宙制御工学Ⅱ/Aerospace Control Engineering II
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 上羽 正純
時間割コード/Registration Code C2718
連絡先/Contact 上羽 正純(B202、0143-46-5346、ueba@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 上羽 正純(水曜日 13時~15時)
実務経験/Work experience 上羽 正純(通信事業を扱う企業での静止通信衛星および搭載機器の研究開発経験及び衛星搭載アンテナ指向方向制御技術の研究開発経験及び衛星通信システムの研究開発経験を有する)
更新日/Date of renewal 2020/06/29
授業のねらい
/Learning Objectives
多入力・多出力系の制御系理論を習得するとともに、大気中を飛行する航空機、大気中と宇宙の両方を飛行するロケット、宇宙航行する衛星といった航空宇宙機で、古典制御理論も含めて適用されている制御系例を紹介し、実践的な技術者・研究者の育成を目指す。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
(1) 古典制御設計手法の概念が説明できること。
(2) 多変数制御の基礎となる状態方程式の記述ができること。
(3) カルマンフィルター等の推定器、最適レギュレータの構成とそのための必要条件が数式により説明できること。
(4) 航空機の代表的な運動モードとそれらに対する制御系を説明できる。
(5) ロケット姿勢制御の課題とそれに対する制御系構成を説明できる。
(6) 衛星の姿勢制御の課題とそれに対する制御系構成を説明できる。
授業計画
/Course Schedule
総時間:24時間
第1週 序論
第2週、3週 古典制御理論に基づく制御系設計法
第4、5週 状態変数表示
第6週 小テスト
第6、7週 最適制御
第8、9週 推定理論
第10、11週 航空機の制御
第12、13週 ロケットの制御
第14、15週 衛星の制御
第16週 期末試験

※式の導出が多いので、復習により自分で確実に扱えるように自己学習すること。


新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります。
参考書等
/Required Materials
片桐亮二、 「航空機の飛行制御の実際」、森北出版(ISBN:9784627690912)
冨田信之、「宇宙システム入門」、東京大学出版(ISBN:9784130090582)
Etkins and Redi, [Dynamics of Flight: Stability and Control], John Wiley & Sons Inc.(ISBN:471034185)
Marshal Kaplan, [Modern Spacecraft Dynamics & Control]], John Wiley & Sons Inc.(ISBN:471457035)
茂原正道、「宇宙工学入門- 衛星とロケットの誘導・制御-」、培風館(ISBN:4563034932)
成績評価方法
/Grading Guidelines
小テスト(40点×1回)及び期末試験(60点)にて評価。合計100点満点中、60点以上を合格とする。
到達度目標のうち、(2)、(3)については主として小テストにより評価、(1)、(4)、(5)、(6)については、期末試験において評価する。

小テスト、期末試験ともにノート、参考書、配布プリントの持ち込みは一切不可。

新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い、学生への十分な周知のもと、成績評価方法は変更する可能性があります。
履修上の注意
/Notices
不合格者に対しては、再試験は行わないので、最履修のこと。
大学院航空宇宙総合コースへの進学を考えている場合には、履修すべき科目である。
式の導出が多いので、復習により自分で確実に扱えるように自己学習すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
新たに多入力多出力系を対象とした制御理論を扱うともに、古典制御理論も含めて、航空宇宙分野での適用例を紹介。目指す目標を達成するために、どのような問題に対してどのような手法を選ぶべきかを念頭において受講することが重要。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
B) 航空宇宙システム工学分野に必要な様々な知識,技術の習得
(航空宇宙工学基盤知識「専門分野の基礎と応用能力」を身につける)
関連科目
/Related course
本授業の基礎となる科目:飛行力学Ⅱ、航空宇宙制御工学Ⅰ、宇宙航行工学
実務経験のある教員による授業科目
/Course by professor with work experience
1.関連した実務経験を有している教員が担当する科目
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
小テストの実施により理解を促進する。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
宇宙航行工学での授業内容を制御の観点から具体的に説明するとともに、航空宇宙制御工学Ⅰでの基本知識の応用を学習ささせる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%